海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】世界が4歳児に涙。サンタに「プレゼントより弟のため一緒に祈って」

きょうだいが大勢いる自分の家族。明るく元気な声に満ちてはいるが、パパ、ママの心からの笑顔がどうしても見たかったその少年。今年のクリスマスに彼は自分がプレゼントを受け取る代わりにあることを祈るのであった。米サウスカロライナ州からハートブレーキングな話題が飛びこんできた。

画像はギリシャのメディア『star.gr』が伝えているその記事のスクリーンショット。海を越え、言語を変えても人々に広く伝えたくなるような、なんとも胸に迫る、そしてクリスマスらしい話題なのである。米サウスカロライナ州コロンビアに暮らす4歳のプレスティン・バーネット・スタイン君の清らかな心。地元の「Dutch Square」というショッピングモールで出会ったサンタクロースに「坊やはクリスマスプレゼントに何が欲しいかい?」と尋ねられると、こう言ってその場でひざまずいてしまったという。

「僕は自分へのプレゼントはいりません。弟のノックスの病気が治るよう一緒に祈ってくれますか。」

ノックス君というのは、プレスティン君の生後2か月の弟。11月30日、昼寝中に血の気を失って反応がなくなり病院に運ばれ、気管切開とカニューレ挿入により、多くの器具に囲まれたベッドではあるものの自宅での看病が続いている。

これを撮影したのは、ショッピングモールに同行していたプレスティン君にとっては叔母にあたるローレン・シャープさん(20)。その写真をFacebookのハッシュタグ#TeamKnoxJosephに投稿したところ、瞬く間に大きな話題になってしまった。彼女は『ABC News』の取材に、「なんと心の優しい子なのでしょう。感動のあまり思わず目頭が熱くなってしまいました」などと話している。

ノックス君の奇跡の回復を信じる父カールさん、母ミンディさん、2人の姉、そしてプレスティン君。子だくさんの一家は毎日のお祈りを欠かさない。しかし高額の医療費ゆえ家計のひっ迫は大きな問題となっており、彼らはオンライン募金サイト『GoFundMe』にファンドを設定しているという。ローレンさんのこの写真の投稿がきっかけとなり、多くの人々から善意の寄付が集まることであろう。

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)