12月2日の晴れ渡った空の下、南アフリカ・ケープタウンの海岸沿いにある町シーポイントに消防隊員らが集まった。男性は上半身むき出しで筋肉隆々のボディを露わにし、女性はTシャツに消防服ズボンの出で立ち。美しい肉体が効果的に写るようポーズをとっている。

選ばれた美ボディ消防士12名が、このたびカレンダー撮影に臨んだ。ケープタウンの消防隊は、毎年発生する大規模山火事の時に何日間も不眠不休で消火活動にあたり、市民から尊敬を集めるヒーロー・ヒロイン的存在である。さらに消火活動の際には強靭で持久力のある肉体が必要とされるため、日々の運動は欠かせない。そうやって作り上げられた肉体美はカレンダーで披露するに値すると目をつけたのがケープタウン市だった。

ちなみにカレンダーの売り上げは、赤十字小児病院とタイガーバーグ病院に寄付される。毎年、消防隊による募金集めのパーティが行われ赤十字小児病院へ寄付しているが、寄付金はそれほど集まらない。

ケープタウン市安全保障委員会のJP・スミス氏は、「小児病院でないタイガーバーグ病院への寄付を集めるのは大変なことだ。でも今年初めての試みであるこのカレンダー販売で成功すれば、毎年恒例の行事になる。ケープタウンだけでなく南アフリカ全体に広がれば、病院を大いに助けることになるであろう」と意欲を見せている。

1月を飾る消防士は「このような形で市に貢献できて嬉しい」とコメント。また10月に選ばれた女性も初めてのプロによる撮影を楽しんでいた。

※　画像はtimeslive.co.zaのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）