エンタがビタミン

writer : ume

【エンタがビタミン♪】二宮和也、吉永小百合に“かずなりさん”と呼ばれドキドキ「“かずや”でいいと諦めた自分をぶん殴りたかった」

長崎を舞台に、原爆で一瞬にして人生を失った息子とその母親の物語を丁寧に描いた、山田洋次監督最新作にして初のファンタジー作品『母と暮せば』(12月公開)クランクアップ記者会見が12日、都内にて行われた。本作で初の親子共演を果たした吉永小百合、嵐・二宮和也、山田洋次監督らが登壇し撮影秘話を語った。

山田組出演は本作が初めてとなる二宮和也は「前日に緊張したのを覚えている」と撮影を振り返る。「現場に入ってみると空気が独特。監督に紙とペンを渡され、“自分の名前を書いてごらん”と言われているような感覚に陥った。“二宮和也ってこれで合っているよな”とか、“二と宮の間にカタカナのノは入ったっけかな”とか、自分で混乱してしまうような。32年間しか生きていないけれど色々な経験が邪魔をして、これではダメだ(と奮起し)、(名前を)書きなぐるように全力で立たせてもらった」と抽象的なたとえで当時の心境を語った。

二宮が絣の袴姿で歌ったシーンを「素敵な歌声で、もうちょっと長く歌ってもらえばよかったかな。(歌のシーンは)素敵なショットでした」と褒める山田洋次監督の言葉を、二宮は恐縮そうに聞いていた。

「山田洋次監督の怖いほどの鬼気迫る心からの演出がされた作品」吉永小百合

質疑応答のコーナーで、ファーストネームで呼び合っている二宮と吉永に「仲良しのエピソードを聞かせて欲しい」とリクエストがあると、まずちょっと照れた表情を見せた二宮。「僕は“かずなりさん”と呼んでいただいている。ちょっとドキドキしちゃいます。親や身内にも一回も呼ばれたことがなく、初めての経験でした」と明かした。さらに話を続ける二宮は「“かずや”と読み間違えられることが多く、僕自身、半ばかずやでもいいかなと思っていたところ、僕と吉永さんと第三者がいる時に(吉永さんから)“かずなりさん”と呼んでいただき、周りに“かずやじゃないよ、かずなりだよ”と宣伝活動してくれた。“かずや”でいいやと思った自分をぶん殴ってやりたいと思った」と笑わせ、「本当の母親のように接してもらえてありがたいな」と感謝の気持ちを述べた。

それを受け、吉永も「どういう風にお呼びしていいか分からなかった。さっと“小百合さん”と言って下さったので、とっても嬉しくて距離が縮まった思いがした」「本当のお母さんより今はいる時間が長い。とても危険なことをしているシーンを見るとドキドキして、大丈夫かしら、うちの息子と思っている」と息子を想う母の気持ちを明かした。記者会見には他に浅野忠信、黒木華も登壇し、作品を通して平和への思いを語った。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)