アメリカで唯一、天然のダイヤモンドが発掘されることで知られるアーカンソー州。その南西部に人々が“ダイヤ刈り”を楽しめる州立公園があるが、このほどなんとも大きなダイヤが発掘されたもようだ。

米アーカンソー州の「ダイヤモンド・クレーター州立公園」で24日、37.5エーカーの広大な敷地の中で最高の掘り出し物を当てたのは、コロラド州ロングモントからやって来たボビー・オスカーソンさんという女性。この画像は『nbclosangeles.com』が伝えたその記事のスクリーンショットで、大きなダイヤを指でつまんで持っているのはオスカーソンさん本人。同州立公園が26日に提供した写真だという。

オスカーソンさんはそのダイヤに、スペイン語で“希望”を意味し、姪の名でもある“Esperanza”と名付けたという。気になるのはこのダイヤの推定市場価格だが、同州立公園のウェイン・コックスさんは「私たちは価格などを見積もる立場にはありません」とキッパリ。しかし数ドルの入場料で一攫千金の夢を託したダイヤ刈りが楽しめるとあって、夏休みを利用してここを訪れる人がにわかに急増しそうだ。

「ダイヤモンド・クレーター州立公園」が誕生したのは1972年のこと。1906年にその地で初めてダイヤが発掘されて以来、我もわれもと大勢の人々が訪れては土を掘るようになり、秩序ある管理が必要となったことから付近一帯が州立公園として指定され、入場料を徴収する代わりに整備が進められていった。ちなみにこのたび発掘された8.52 カラットのダイヤは歴代5位の大きさだといい、1位は1975年にテキサス州から訪れた人が発見した16.37カラットだそうだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）