海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】脳腫瘍の大きな手術跡。「痛々しい」を「面白い」に自ら変えた男性(米)

人目に触れる部分に何か大きな手術を受けると、その痛々しい縫合跡に人々から憐れみの目で見られることは避けられない。だがそれは本人にとって辛いもの。あるユーモアでその病気を乗り越えてみようと努めている男性がアメリカにいた。

ミネソタ州在住の38歳の男性による画像共有サイトへの投稿写真が今、米コミュニティーサイトの『Reddit』やメディアで話題を呼んでいる。脳腫瘍を患い、開頭による摘出手術を受けて“スキンテープラー”と呼ばれるホッチキス式の縫合処置をしてもらったその男性。手術の跡がどうせ人目を引くのであれば、「痛々しい」と同情されるよりむしろ笑いを取ろうと考え、下端にスライダーを付けることでなんとも楽しい“ジッパー”に変えてしまったのだ。

脳腫瘍という深刻な病にもかかわらず陽気に振る舞うこの男性には、闘病を励ます家族や友人をはじめ、すべての人が救われているに違いない。このスキンテープラーは抜糸処置が必要であり、彼がそのような姿で来院したことに医療スタッフも大爆笑。診察室の空気は一気に和んだそうだ。

だが男性は、完全なる健康体を取り戻すにはかなりの時間と治療を要することを告白している。彼が患っているのは脳ばかりか脊柱に沿って腫瘍が多発する病気で、後頭部の脳腫瘍はレモンほどの大きさにもなっていた。他の腫瘍については現在放射線治療を受けており、化学療法との併用で良い結果が十分に期待できるという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)