「スマートフォン依存症」と呼ばれる人々も、まさかの事態においてはスマホどころではないはずだ。だが中国のある男性の依存度はもはや最悪レベル。スマホに夢中で事故を起こし、路上に倒れてなおもスマホだ。

中国のメディア『人民日報（People’s Daily Online）』が伝えたところによると、湖南省長沙市の道路で5月26日、バイクを運転しながら片手でスマホ・ゲームを楽しんでいた男性が車と衝突して路上に倒れ込んでしまった。運搬していた段ボール箱も散乱している。だが警察や救急隊員が駆けつけるまでの間にも、男性は寝そべったままスマホで遊び続けたという。

たいした怪我を負っていないようにもみえた男性だが、警察官が到着すると痛いと言って立ち上がらず、「救急車で運んでほしい」と主張。そのため中国版Twitter「微博（ウェイボー/weibo）」では、「意図的な事故。当たり屋であった可能性が高い」といったコメントが集中したという。貧富の差が著しい近年の中国では、補償の対象となるような荷物などをたくさん積み、高級車を選んで飛び込む当たり屋事故が続発している。さらに重度のスマホ依存も疑われるこの男性、彼に同情する声は極めて少ないもようだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）