writer : namika

【テック磨けよ乙女!】きのこ、納豆、ヨーグルト、ナチュラルチーズ。コンビニで手に入る食材でOK。いま「菌活」がキテるらしい。

薄着になりボディラインが目立つ夏に向けて、今ダイエット中の方も多いだろう。しかし無理な食事制限は、体調を崩す原因となってしまうことがある。健康に気をつけながら、ダイエットを成功させるために一度試してほしいのが、医学博士である本多京子先生監修の「菌活実践プログラム」だ。菌活は、夏バテ予防にも効果的だという。

厚生労働省の「平成25年 国民健康・栄養調査」では、成人(20歳以上)1日の塩分摂取量が10.2g、食物繊維は14.7gという結果が出ている。男女とも、塩分がオーバーし、食物繊維が不足している状況だ。健康維持や肥満の解消には、食物繊維の摂取や減塩が重要になるため、今すぐ食生活を見直したいもの。そこで、今回注目したいのが「菌活」だ。

「菌活」とは、きのこ類や発酵食品といった身体によい菌を積極的に食べて、健康でキレイな生活を目指す活動のこと。きのこ類や発酵食品には、うま味成分が多く含まれるため、塩分を減らしても美味しく食べられる。また、きのこ類には食物繊維が豊富で、ダイエットの大敵である便秘も改善しやすくなる。

他にも、きのこを取り入れた「菌活」を続けた場合、美肌づくりや夏バテ予防、日々の免疫力維持、二日酔い予防などが期待できるという。身近にある食材ながら、さまざまな健康効果が期待できるとは、普段の食生活に積極的に取り入れたいものだ。

そんな「菌活」を行う上で、医学博士・管理栄養士であり、スポーツ選手への栄養指導などを行う本多京子先生は、「菌活実践プログラム」を提案している。このプログラムは、「菌活食材」の摂取頻度によって「菌活得点」を出し、それに基づいて「入門編」「応用編」「発展編」の3ステップに区分するというもの。

主菜や副菜として使用する菌活食材(きのこ類、納豆、ヨーグルト、ナチュラルチーズなど)は1メニューにつき2点、調味料として使用する食材(酢、味噌、醤油、みりん、塩麹、カツオ節など)は1点と設定し、カウントしていく。

ニーズに応じて「菌活」に取り組めるようになっている「実践プログラム」。3つのステップは以下の通り。

【入門編】
毎日の健康維持やダイエットに役立てる「ちょっと菌活」…(1日3食の点数)1~3点を目標に取り組む

【応用編】
健康維持やさらなるダイエット、便秘改善と美容効果を狙う「がんばって菌活」…4~6点を目標に取り組む

【発展編】
腸内環境を常に良好に保ち、イキイキ健康生活を手に入れる「がっつり菌活」…7点以上を目標に取り組む

「これからやってみたい」という人は、入門編からスタートし、調味料以外の「菌活食材」を意識して摂るようにしてみよう。また、本多先生は「『菌活』は毎日続けてこそ意味があります。あなたに合ったプログラムを見つけて、ぜひ毎日続けてください」とアドバイスしている。

美容や健康維持をサポートする「菌活」。きのこメーカー「ホクト株式会社」では、菌活に関する情報サイト『きのこらぼ』を運営している。菌活情報や菌活レシピ、美容や健康に関するコラムまで、役立つ情報が満載である。

きのこ類、納豆、ヨーグルト、ナチュラルチーズなど、いずれもコンビニの棚には必ずと言っていいほど陳列されているおなじみの顔ぶれだ。「菌活」に必要な食材は決して特別なものでない。日々、ふらりと立ち寄るコンビニからでもスタートできる「菌活」。これなら明日からでも実践できそうだ。

■きのこらぼ「菌活実践プログラム」ページ
http://kinokolabo.jp/kinkatsuprogram/
(TechinsightJapan編集部 七海香)