海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】1羽の白いハト、パキスタンからのスパイ容疑で逮捕される(印)

会話もままならない幼児が拳銃強盗容疑で逮捕されるなど、裁判所も首をかしげるような誤認逮捕が珍しくないインドという国。このたび檻にぶち込まれたのは、なんと“ハト”であった。おまけに警察はテロ行為を警戒し、捜査の手を決して緩めていない。

このほどインドの警察が、1羽の白いハトを「ワイヤーのようなものを足に絡めて運んでいたため、スパイ容疑につき逮捕した」と発表した。“怪しいハト”が発見されたのは27日、パキスタンとの国境から4kmほどというパンジャーブ州マンウォルのある村でのこと。捕獲して警察に突き出したのは14歳の少年であった。

そのハトの翼には、パキスタンやインドで使われるウルドゥー語で書かれたメッセージと住所・電話番号のスタンプが押されており、パキスタンから飛ばされたスパイでワイヤーは諜報活動のためのデバイスの可能性が疑われると警察は判断。X線検査なども行われたことを『ザ・タイムズ・オブ・インディア(The Times of India)』が伝えている。

ただし両国の国境付近のカシミール地方で暗躍するイスラム過激組織「ヒズブル・ムジャヒディン」は、たびたび北に位置するジャンムー・カシミール州でテロ行為を展開している。そのためパンジャーブ警察はこの一件について、「そのあたりではこれまでにもスパイが何名か拘束されています。鳥が飛んでくることは非常に珍しいため、敏感にならざるを得ません」と真剣である。現在ハトは留置場の檻に入れられ、武装した職員が監視を続けているという。

※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)