南アフリカで頻繁に起こっている泥棒や強盗。この国ではこうした犯罪に、女性といえども立ち向かっていかねばならないのであろうか。監視カメラによる犯行の一部始終をとらえた映像が、現地ニュースサイトで紹介されている。

5月12日の深夜3時ごろ、南アフリカ・東ケープ州ポート・エリザベスに住む女性（39）は、物音で目が覚めた。彼女は手に銃を構えながらリビングへ出ると、見知らぬ3人の男が向かって来るのを目にした。女性は止まるよう指示したが、男らは無視。そこで女性が銃を2発発砲したため、男たちはあわてて逃げ出した。盗まれたのは財布の入ったバッグだった。

その様子は自宅内に設置された監視カメラに撮影されていたが、暗闇の中で慎重に家の中を歩き回る3人の男のうち、1人はナイフを手に持っていた。彼女以外にボーイフレンドが2階にいたが、彼は熟睡していたためまったく気づいていない。男らは家から見つけたナイフと延長コードを持ちながら女性の寝室のほうへと歩いていった。明らかに彼女を縛り上げ、強盗を働くようにも見える。その後、画面から男たちが逃げ出したと同時に、女性は銃を持ちながら追いかけて1発目を発砲。この銃声で3人の男は窓から飛び出して逃げ出した。違うカメラでは熟睡していた男性が銃の音で飛び起き、彼もまた手に銃を持って転がるように駆け下りて行った様子がキャッチされている。

女性はもう1発撃った後に部屋の明かりをつけたが、銃を構えて動かない。男性は他の部屋に誰かいないかを確認し、警備会社への通報ボタンを押した。そして家の外から中の様子を見られないよう再び電気を消した。

警察によると、怪我人もいなかったが逮捕者もまだ出ていないとのことだ。

※　画像はnews24.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　FLYNN）