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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】スマホでのベビーモニターでハッキング被害。知らない男の声で「パパが捜してるよ」(米)

アメリカではかなりの普及率と言われるスマホでのベビーモニターについて、ママたちの背筋を凍らせるようなニュースが飛び出した。そのシステムにハッカーが侵入する例がちらほら出て来たというのだ。

子供部屋のベッドに幼いわが子を寝かせ、親は別の部屋でモニタリングをすることが多いアメリカ。そのベビーモニタリングのデバイスやシステムは年々便利になっており、スマートフォン、Bluetooth、Wi-Fiなどを使いこなせれば簡単にできるようになっている。だがハッキングにはどうか気を付けて頂きたい。被害にあったという母親が『CBS New York』の取材に応じ、その時の様子をこう語っている。

「子供部屋で寝ていた3歳の息子について、ある夜突然、デバイスから “坊や、起きて。パパが君を捜しているよ”という男の声が聞こえたのです。息子に確かめてみると、夜に男の人の声が聞こえる時があるということで背筋が凍りました。何者かに音声や映像をハッキングされていたのです。恐怖で涙すら出てきました。」

このハッカーの場合はその子に声をかけて行動を指示していたが、個人情報を特定されてしまえば誘拐なども心配される。こうした危険性について、デジタルメディアの専門サイト「Mashable」のランス・ウラノフ氏は「最近のベビーモニタリングサービスは多くがインターネットを利用しており、簡易なパスワードで登録した人はすぐに変更してください。甘いセキュリティ設定ではハッキングの危険にさらされ、大切なお子さんのベッドの隣にその人物が立っているような状態を招きます」と警告する。

昨年11月には、あるハッカーがイギリスの家庭で行われていたベビーモニタリングへの侵入に成功したとして、その映像をロシアのウェブサイトに公開して波紋を広げていた。また今年になってからは、ある乳母も同じような経験をしている。幼い女の子が寝ている様子について、見知らぬ男が不気味な声で「キュートな子ですね」と話しかけてきたため、青ざめてしまったという。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)