今年で26年目となる「EARTH×HEART LIVE」。TOKYO FM開局45周年の今年はTOKYO FMには欠かせないアーティスト松任谷由実、秦基博、JUJUが初共演を果たし、観客を夢のフライトへ誘（いざな）った。

“2115年発⇒2015年行。時空を超えるフライトへお連れします！”　「100年後の未来に種を蒔こう」を今年のテーマに松任谷正隆氏を演出に迎え、地球と未来への想いを音楽と映像のパフォーマンスで表現した「TOKYO FM＆JFN present EARTH×HEART（アース・バイ・ハート）LIVE 2015 supported by JA全農」が4月18日、19日の2日間、東京国際フォーラムにて開催された。アーティストたち3人は、近未来をイメージしたような白の衣装で登場した。

1967年から始まったTOKYO FMの看板番組“ジェットストリーム”にのせて、第5代目機長（パーソナリティー）大沢たかおが夢のフライトの案内人を務めた今回のライブ。番組同様に様々なメッセージが大沢から紹介され、そのメッセージにあわせて松任谷由実、秦基博、JUJUが歌を披露した。

J-POPのレジェンド・松任谷由実、実力派シンガーの秦基博とJUJUそれぞれが自身の代表曲、松任谷由実「Good bye friend」、秦基博「ひまわりの約束」、JUJU「やさしさで溢れるように」を熱唱し、秦基博が松任谷由実の「リフレインが叫んでいる」を、松任谷由実がJUJUの「ラストシーン」を、JUJUが秦基博の「朝が来る前に」をお互いに分けて披露するなど、普段は聴くことのできないコラボに観客も大喜び。3人の心の奥深くまで届く歌声は感動を呼び、心を震わせた。

なかでもユーミンの名曲「やさしさに包まれたなら」「春よ、来い」「守ってあげたい」「卒業写真」が披露されると、待ってましたとばかりに観客も自然に体を揺らし、口ずさむ姿が多く見られた。会場は、ユーミンワールド一色に染まった。

また今回初共演となる松任谷由実、秦基博、JUJUの3人が共作で書き下ろした新曲「POST CARD」がライブ本編最後に披露されると、軽快なメロディに合わせ観客が手拍子をし、曲が終わると鳴り止まない拍手が会場いっぱいに響き渡った。夢のフライトにいつまでも乗っていたいと思わせる素敵なライブであった。このライブの模様は、4月22日のアースデーに19時から21時まで、TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局でオンエアされる。
（TechinsightJapan編集部　うめ智子）