エンタがビタミン

writer : ume

【エンタがビタミン♪】松尾スズキ監督の無茶ぶりが凄い。「阿部ならいいだろう…」阿部サダヲも体を張る。

鬼才・松尾スズキ監督と松田龍平が10年ぶりにタッグを組んだ映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の初日舞台挨拶が行われた。脇を固める俳優には松尾同様に濃いキャラの阿部サダヲら個性派が勢揃いし、会場は映画の続きのような笑いに包まれた。

本日4日が公開初日となる映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』。新宿ピカデリーにて初回上映の後に豪華キャスト陣・松田龍平、松尾スズキ監督、阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行が登壇した。

監督の松尾がかなりの個性派とだけあり、登壇したキャストたちも撮影では苦労?したようである。松田は「言葉じゃ伝わらないシーンは松尾さんが動きを見せるものの、動きが特殊すぎて“こうやってって言ってもできない”」と明かす。そんな松田に、松尾は「普段ああいう(変わった)動きをやらない人がやることに意味がある」と語る。

初日挨拶で舞台に登壇した個性豊かなキャスト 松尾スズキ、二階堂ふみ、松田龍平、阿部サダヲ、西田敏行

阿部は「格好よく、うまい具合に太れた。ロケ地では西田さんにご馳走してもらった。ありがとうございます」と述べると、隣にいた西田から「お金あるからね」と返され笑いを誘った。また「安全面もよく分からない真っ暗なところで本物の薪を背負い、川に落ちて電話をする」シーンについて「“阿部ならいいだろう”って思われた」と笑いながら語る阿部に、「阿部ならいいだろうではなく、阿部ならできるだろう。信頼です」と慌てて松尾から訂正が入る場面も。

「ゲジゲジとかの虫が苦手」松田龍平

映画にちなみ、“苦手なもの”を質問されたキャストたち。松田と阿部は“蛾”が苦手だと明かした。松田は他の撮影で「顔ぐらいの大きさの蛾が当たってその時は死ぬかと思った」というから相当苦手なようだ。阿部は高校2年生の時に「耳に蛾が何時間も入っていた」「お母さんの前で泣いちゃった」と語る。二階堂は「排水口にたまった髪の毛が苦手」「それを見ると1時間くらい凹む」と明かし、二階堂らしい回答に笑いが起きた。

「お色気マンガのイヤラシイ立ち位置になれればいいと思った」二階堂ふみ

田舎の小さな村“かむろば村”に、常識外れな大荷物で降り立った1人の青年、高見武晴=通称・タケ。お金を“さわれない、使えない、欲しくない”の三拍子がそろった“お金恐怖症”になってしまった元銀行マン。都会から遠く離れたかむろば村で、無鉄砲でヘタレなタケがつかみとった“ジヌ(“ジヌ”とは、東北地方の言葉で<銭>のこと)を使わない生活”の行きつく先は―!? 誰も観たことがないリアルとファンタジーの間をいく爽やかなエンタテインメント快作、ついに登場!

映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』4月4日(土)より、全国公開!
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)

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