このほどムンバイの空港で、滑走路に着陸したばかりのインドの旅客機に思わぬアクシデントが発生した。何を思ったのか、1人の客が突然非常口から外に飛び出してしまったという。

インドの民間最大手航空会社「ジェットエアウェイズ（本拠地：ムンバイ）」の国内線旅客機で、乗客があってはならぬ危険な行為におよんでいたことを『mid-day.com』が伝えている。離陸および着陸時の機内の安全を守るべき立場にありながら、何をしていたのかと客室乗務員にも批判が集中しているもようだ。

アクシデントはインド北部のチャンディーガル発ムンバイ行きの9W 469便が、チャトラパティ・シヴァージー国際空港に着陸して間もなく発生した。飛行機は滑走路で十分に減速し、駐機場へ向かってタキシングしていたところ、アカシュ・ジャインさんという男性客がいきなり非常口を開けて翼に飛び降り、さらに滑走路に降りて歩き出したのである。

ジャインさんは離陸を控えた他の飛行機の準備にあたっているスタッフに声を掛け、ターミナルの入り口を教わると難なくそちらへ。空港職員は飛行機側からそうした緊急事態を知らせる連絡を受け取っておらず、ジャインさんは誰に取り押さえられることもなくあっという間に空港をあとにしている。誰もが暢気すぎるとしか言いようのないこのアクシデント。空港警備局に報告がなされたのは35分も後のことであったという。

※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）