エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】豊川悦司、話題の“足キス”シーンを語る。「(榮倉)奈々ちゃんは寸前まで、裸足で地べたを歩いていました」。

生足にキスをするシーンが話題の映画『娚(おとこ)の一生』(2月14日公開)。W主演を務めるのは堂薗つぐみ役の榮倉奈々と、海江田醇役の豊川悦司である。52歳という実年齢からか豊川は、「恋する役はこれが最後になる気もする」と述べている。

1995年放送のTBSドラマ『愛していると言ってくれ』の大ヒットと共に、主役を務めた豊川悦司もその人気を確かなものとした。その頃から“トヨエツ”という愛称も一般的になったのだが、豊川自身は自分がそう呼ばれることに抵抗を感じていたそうだ。その思いを変えてくれたのが、1996年公開の映画『八つ墓村』の市川崑監督である。この作品で主演を務めた豊川を初顔合わせの時から、監督は「トヨエツ君」と呼んでいたという。撮影前の市川監督は“俳優・豊川悦司”についてあまり知識が無かったのだが、日本映画の巨匠と言われる監督が自分のことを調べた上で、親しみを込めて「トヨエツ君」と呼んでくれたことに大感激した豊川。それからは“トヨエツ”という言葉には愛情が込められているのだと思い、そう呼ばれることが嬉しくなった−と話していた。

2月12日放送の『あさチャン!』(TBS系)で紹介された豊川へのインタビューでは次に、映画『娚の一生』での“足キス”シーンの話題になる。足を差し出す側の榮倉奈々は「(足を)洗ってくれていたとは思う」と話す一方で、「その(シーン)前に裸足で地べたを歩き回っていたので、どうだったんでしょうね」と豊川はいたずらっぽく笑った。

豊川の役者としてのスタンスは「役をキャスティングする方が、(自分に)どういう役を持ってきてくれるのか」を楽しみにしていて、自分から「この役をやりたい」と希望を出すことは無いのだという。50代に入った自分には『娚の一生』で恋愛モノへの出演は最後になるかもしれない−と言いつつ、「でも世の中のオジさんのために頑張ります」と穏やかに話していた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)