エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】二宮和也が亀梨和也を「カッコイイのび太」と例える。その言葉が彼の能力を引き出すことに。

嵐の冠番組『VS嵐』に参戦したKAT-TUNの亀梨和也が、二宮和也から「すげー、カッコイイのび太」だと例えられた。その場では笑っていたが、亀梨はその言葉から学ぶところがあり、後のアトラクションで良い結果を出すこととなった。しかも、二宮が彼に告げた教えにはアスリートも共感したようだ。

亀梨和也が主演映画『ジョーカー・ゲーム』の宣伝を兼ねて1月29日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)に嵐チームのプラスワンゲストとして出演した時のことだ。4つ目のアトラクション・クリフクライムにクライマーとして二宮和也、亀梨和也が挑戦。“和也&和也(カズナリ&カズヤ)”がそろった。

だが、難易度の高い2面を登る予定だった二宮が1面を登ると言い出し、亀梨が急遽2面を登ることになった。彼も覚悟を決めて「じゃあ、行き方を教えてくださいよ」と壁面を見上げるので、二宮は「行き方は…だから…」と考えるが説明するとなると難しい。亀梨は自分で「真ん中に行って…」と考えるが混乱してお手上げ状態となる。

そんな姿を見て、二宮が「言うの忘れてたけど、“すげーカッコイイのび太”だから」と亀梨を例えて周囲を笑わせた。だが、それで力が抜けたのか亀梨は2面を18秒を残してパーフェクトでクリア。二宮と2人で“354ポイント”の高得点を出した。亀梨も前のアトラクションで見せ場を作れなかっただけに「今日は“ガメ梨”の方でお送りしてたので、ちょっとずつ“亀梨”に戻ってきた」と笑顔を見せた。

最後のアトラクション・キッキングスナイパーでもキッカーとなった亀梨和也。過去に2回キッカーとなっているが、1つもターゲット(缶)を倒せていない。ところが、今回は「二宮くんにすごく良いことを教えてもらったので」と自信を見せる。「俺って“のび太”なんだってことに気づいた。頭を使い出すと自分の身体能力が“0(ゼロ)”になることに気がついたので、体だけ使ってお送りしたい」と言うのだ。それを聞いて二宮和也も「何も考えてはダメ。“来る! 蹴る! 当たる! 喜ぶ!” これだけ」とアドバイスする。

その結果、亀梨和也は最後のターゲットを全部倒して飛びあがって歓喜することに。彼の活躍を櫻井翔が「ポンコツの底力。やる時はやるってのを見せられた感じ」と称賛すれば、松本潤も「沈んでからのホップ! ステップ! ジャンプ!だね」と表現した。

また、嵐チームに続き“チーム上原”からキッキングスナイパーに挑戦した元ラグビー日本代表の大畑大介さんは、スタート前に「アスリートとして何も考えず、“来る! 蹴る! 当たる! 喜ぶ!”」と気合いを入れていた。二宮和也の言葉にはアスリートも共感したらしい。

ところで、亀梨和也について「すげー、カッコイイのび太」だと実感する出来事が他にもあった。同日に放送された『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)で亀梨和也の“東京旅行”を追った。彼が15歳から通う美容室で10年以上亀梨の髪を切ってきた男性美容師は「15、16歳も今も全然変わらない」と証言する。亀梨は「いい意味でも、悪い意味でも」と苦笑するが、美容師は「ひと言でいうと“嘘のない”男ですから」と続けた。

さらに、亀梨は子ども時代を過ごした地元の江戸川区を久々に訪れて「チョー地元だね」と懐かしい風景に感動する。一方で、当時の実家があったところは今では駐車場になっており感傷に浸る場面もあった。なにより、出会った工場やお店のおじさんなど町の人々が「カズくん」、「カズヤくん」と声をかけてくることから、皆に愛されていたことが分かる。

今ではKAT-TUNや俳優として活躍する亀梨和也だが、彼が育った環境はドラえもんで描かれる町を見るようだ。そして「“嘘のない”男」という点でものび太に似ているのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)