エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】マツコ・デラックスが、死亡保険金の受け取りに関してお願い。「同性同士のカップルに柔軟な対応を!」

12月21日、ミュージシャンのエルトン・ジョンが、今年3月にイギリスで同性婚が合法化されたことを受け、20年以上も一緒に暮らしている男性と晴れて正式に結婚した。日本でも先日、女性芸能人同士の同性婚が話題になったが、法的には同性婚が認められていないため、財産分与などの合意事項について公正証書を作成するという。この話題で女装タレントのマツコ・デラックスは、生命保険会社に向けて、同性婚のカップルに対する生命保険金の受け取り設定に配慮が欲しい―と訴えた。

エルトン・ジョンは2005年、“市民パートナー”としてお相手の男性と事実上の結婚。代理母を通じて2人の男の子も生まれている。イギリスの“市民パートナー”は税制面などで結婚とほぼ同等の権利が認められているが、今回「同性婚の合法化」を受け正式に結婚した形だ。

12月22日放送の『5時に夢中!』“夕刊ベスト8”のコーナーで、同性婚に関する記事へのコメントを求められたマツコ・デラックスは、長い間一緒に暮らしている同性同士のパートナーは様々な問題に直面していると話す。

たとえば日本で生命保険に個人で加入する際、死亡保険金の受取人は、「配偶者および2親等以内の血族の範囲」と指定される場合がほとんどである。この点についてマツコは「何十年連れ添っていても保険金も残すことができない」と、知り合いの話なのか口調に力がこもる。そして法律を変えるのは大変だが、保険会社に受取人の範囲の柔軟性を求めた。

マツコの話では、欧米などでは同性同士のパートナーでも、死亡保険金の受取人に指定できる保険があるという。そして同番組のスポンサーであるライフネット生命保険株式会社を名指しして、「私も入りますから、ぜひお願いします」と真剣な表情でカメラに向かって訴えていた。

お互いを支え合い、慎ましい生活を長く続けていても、法律上の婚姻関係が認められないカップルに世間の風は冷たい。一方、死亡保険金目当てで籍を入れた配偶者による犯罪が起こる世の中だ。異性のカップルだけが真っ当な結婚生活を送っている―とは言い難いのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)