エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】堂本剛が光一の“相対性理論”話から墓穴。「頭が良くない」と分析される。

KinKi Kidsの堂本剛がバラエティ番組『ホンマでっか!?TV』で「“話が長い”とよく言われる」悩みを相談したところ、専門家たちから「退屈に感じる」、「話の“間”が変」などと分析されてしまう。中でも、脳科学の澤口先生から「相対性理論が分からないのか?」と追及された時は、温厚な彼も「何ですか? この人」とムッとしたようだ。

「堂本剛VS澤口先生」とツイッターでも話題になっているのが、11月12日に放送された『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で起きた一幕だ。アイドル・堂本剛と脳科学評論家・澤口俊之のやりとりはどういう経緯で行われたのか。

「“話が長い”とよく言われる」と悩みを打ち明けた堂本剛。「投げられたボールをきちんと返しているつもり」なのだと、自分では普通に話していることを説明した。MCの明石家さんまは「それが、山なりのボールなんや」と彼のしゃべりが遅いことを指摘。

KinKi Kidsでの相方、堂本光一もメッセージで「打ち合わせの時も、剛くんが話し始めると、話がドンドン違うところに行って、何の打ち合わせか分からなくなってしまう」と証言しており、彼の“話”が特殊であることは確かなようだ。

堂本剛自身も「ライブのMCが1時間ちょっと」だと振り返り、長いことに気づいたようだ。MCの合計時間ではなく、曲と曲の間に1時間もしゃべるという。彼は「お客さんの感じが、平和な空気だと、すごくのんびりしちゃうんですね」とステージでの感覚を明かす。

ある時、前列の女性ファンが両手を合わせて「ゴメン」と言いたげなので「どうしたん?」と堂本剛が心配したところ、「トイレに行きたい」と言われた。MCの時間が長いこともあるが、専門家によると「結論が見えない話は退屈に感じるのでトイレに行きたくなる」ということだ。

堂本剛もその説を「なるほど、飽きられちゃってるんだ」と受け入れると、自分のMCについて「自然とウダウダ」しゃべって、お客さんをいじりながらステージを歩き回るので「ファンの方から“つよ散歩”と言われてます」と説明した。

ただ、KinKi Kidsのライブでは堂本光一が天然ボケなので、剛は「なんやねん、お前」と突っ込む役割となり話のテンポも違ってくる。彼がさらに「光一は“相対性理論”とか“F1”の話を平気でしますからね」と明かすと、ライブでそんなに難しい話をするのかと共演者も驚いていた。

ところが、その話を聞いて澤口俊之先生がいきなり「相対性理論は全然分からないのですか?」と堂本剛に質問した。ポカンとする彼に先生は「あんなに簡単なことがなんで分からないのか?」とたたみかける。堂本剛もさすがにムスッとした表情で「あの人、何なんですか?」と後ろに座っていたレギュラー陣に確認した。

それでも、彼が仕方なく「相対性理論というものを考えて生活をしてなかったので…、一応アイドルグループとして東京ドームとかでやらしてもらって…、曲がバーンと終わりました…、今日はみんな来てくれてありがとう。いや本当にどうこうで…」と話していると、その途中で「話、長いすね」と澤口先生。「イエスかノーかでいい。なんで、そんなに話が長いのか。頭が良くないということですね」と言われて堂本剛も返す言葉が無かった。

澤口先生は脳科学的な考えがあって、そうした質問をぶつけたという。“相対性理論”の難解な式を「芸術的で美しいと感じる人」は理論的に整理ができて“話が短い”が、そうでない人は“話が長い”。つまり、堂本剛は話が長いので“相対性理論”の式に興味が無いというわけだ。

また、堂本剛のライブを観に行ったという心理評論家の植木理恵先生は、「素晴らしいライブでしたが、凄く長かったですね~」と言い出した。「隣に座っていた加賀まりこさんは“生あくび”を噛み殺していた」というほど長く感じたらしい。植木先生は「話が長い人は優しい人が多い」とやんわりフォローしながらも、話の間の取り方が「お年寄りに多い」パターンだと指摘。「かなり大事に育てられ、周りの方が話をよく聞いてくれたのでは」と彼の子ども時代を想像した。

そこから、堂本剛が「小1から小4までは劇団で役者をやっていた。子役を辞めてからはお笑い芸人になろうと思い、ネタも作っていた。そんな時に電話がかかってきて“ジャニーですが”というので『お母さん、外国人から電話だよ』と言った…」と語り始めたので、やはり「話が長いね」と言われてしまう。

『ホンマでっか!?TV』をよく見る人には、澤口先生や植木先生がいつもの調子で盛り上げていることが分かるだろう。しかし、普段はあまり見ない堂本剛ファンには「澤口って人まじ偉そう」、「澤口なにさま」と映ったことから、ネットが荒れる事態となった。

ところで、堂本剛はお笑い独演会『小喜利の私』を2012年1月から公演しており、先日、11月12日の京都・祇園甲部歌舞練場公演で通算34公演となった。彼のしゃべりは今のままで十分人々から愛されているのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)