海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】動物園で3歳児がジャガーの檻に落下。頭蓋骨陥没および全身に重軽傷。(米)

動物園で保護者は決して幼い子から目を離してはならない、そんなニュースがアメリカから飛び込んできた。アーカンソー州の動物園で3歳児がジャガーの檻に転落し、重症を負った。

事故は米アーカンソー州の「リトルロック動物園」で10日午前に起きた。保護者とともに園内を見学していた3歳の男児がフェンスによじ登り、足元を滑らせて4.5メートルほど下のジャガーがいる檻に落下。飼育員により救助されて病院に救急搬送されたが、園は一時騒然となり、安全に関する調査が完了するまで閉鎖された。男児や家族の氏名などは明らかにされていない。

アーカンソー州のメディア『fox16 News』が伝えているところによれば、飼育されていたジャガーは2頭。男児は頭蓋骨陥没、頭部に深い裂傷を負っているほか体のあちこちに軽傷がみられるという。目撃者の話では男児の父親と祖父がジャガーに向けてカメラやバッグを投げ込み、あるいはホースから放水するなどしてジャガーの気をそらす努力が続けられたが、ジャガーは男児の首元と脚に噛みついたもよう。緊急連絡を受けた飼育係が檻に入り、消火器を噴射してやっとジャガーから男児を引き離すことに成功した。

園はその後に再開したが、見学にやってきた家族連れの多くがその事故の情報を知っているとみえ、誰もが幼い子の手をしっかりと握りしめていたことが伝えられている。この動物園に限らず「横格子」式のフェンスは多く存在し、幼い子は無意識のうちにそこに足をかけたがるため十分な注意が必要だという。

※ 画像はfox16.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)