エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】X JAPAN・MSGライブで“YOSHIKIがToshlをおんぶ”。25周年の思いが詰まったステージにファンも涙。

X JAPANが念願のマディソン・スクエア・ガーデン公演を開催。1万5千人のファンがXジャンプで盛り上がる大成功を収めた。ライブが終わって時が経っても、ファンたちはステージを思い浮かべては感動に浸っているようだ。ネットではYOSHIKIが他界したメンバー2人の名を呼んだり、Toshlをおんぶして涙する姿についてもつぶやかれている。

2014年10月11日(日本時間12日)、X JAPANが米NYのマディソン・スクエア・ガーデンで行ったライブには1万5千人が参戦。マディソン・スクエア・ガーデンのアジア単独アーティストとして最高記録の動員を達成することとなった。

ニューヨーク時間20時10分、場内が暗転し、オープニングSEで『MIRACLE』が鳴り響く。会場のざわめきがピークとなった瞬間、YOSHIKIが神々しく淡い光とともにステージに現れた。ドラムのイントロが印象的な『JADE』が奏でられ、フロントにメンバーが登場するとオーディエンスも大興奮。スタートからクライマックスを迎える異様な熱気に包まれた。 

その後、映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』の主題歌『HERO』のX JAPANヴァージョン、ギタリスト・SUGIZOが作曲した『BENEATH THE SKIN』など新曲の他、『RUSTY NAIL』、『SILENT JEALOUSY』、『KURENAI』、『X』、『FOREVER LOVE』など、ファン感涙の楽曲が次々と繰り広げられる。

YOSHIKIはアンコールの際に「4歳でToshlと出会い14歳でXを結成して、東京でPATA、HIDE、TAIJIと出会い、いつかアメリカで、そして世界で通用するバンドになると誓いました。今日も心の中で皆な一緒に演奏しました。まだ夢の途中でX JAPANの翼は傷だらけだけど、ファンの皆さんが応援してくれる限り、頑張ります」と涙ながらに語った。

『ENDLESS RAIN』ではオーディエンスを巻き込んだ大合唱となり、さらにX JAPANでしか生み出せないナンバーであり発売当時30分の超大作として話題となった『ART OF LIFE』をダブルアンコールで披露して大団円を迎えた。

この公演の模様は、日本時間10月12日(日)午前9時より、ライブビューイングとして全国の映画館や台湾、香港、メキシコなど世界各地でも公開され、現地MSGで観られなかったファンも感動を共有することができた。

米NYのマディソン・スクエア・ガーデン前に並ぶ、X JAPAN。

ツイッターではライブが終わっても多くの感動が飛び交っている。YOSHIKIがアメリカ国歌をピアノで弾いて盛り上げると、「Where is PATA? Where is HEATH? Where is SUGIZO?」とメンバーを確認するように呼びながら「Where is HIDE? Where is TAIJI?」と声を詰まらた。その場面を思い出して「そばに寄って肩をポンポンするSUGIZOさんの優しさに泣いた」、「Toshlだけ『とし…? どこ?』って日本語で何度も呼んでたのにはキュン死した」というファンもいた。

そして、ステージの最後にYOSHIKIがToshlをおんぶした姿には「ステージ前に行ってグルグル回るんだけど、マイク通ってなくてもToshlが『危ないw 危ないw 落ちるw 落ちるw』って言ってた気がする!」、「今度はよっちゃんがToshlを支えるんだと思ったら、涙が止まりませんでした」とつぶやいている。

マディソン・スクエア・ガーデン公演の前日、10月10日はToshlの誕生日だった。YOSHIKIが彼とのツーショットを公開して祝福したが、この日も、SUGIZOにギターで誕生日の曲を弾くように依頼していた。幼馴染でもあるToshlとX JAPANの道をここまで歩んできた思いが込み上げて、おんぶせずには居れなかったようだ。

世界で活躍する数々のビックアーテストがパフォーマンスしてきたこの会場で、最高記録の1万5千人を動員したX JAPAN。新たな記録とともに圧倒されるオリジナルな世界観と、劇的なパフォーマンスの素晴らしさ。そして、メンバー7人のさらなる絆が確認された奇跡のライブとして語り継がれるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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