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writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】錦織圭選手の弱さを見抜いた、マイケル・チャン。「トッププレイヤーを恐れているようでは絶対に勝てない」

今年の全米オープンテニス男子シングルスで準優勝を果たし、世界4大大会では日本人として81年ぶりに4強入りした錦織圭選手。快進撃を支えたのは80~90年代を代表する、世界的なプレーヤーだったマイケル・チャンコーチである。現在「楽天ジャパンオープン」に出場している錦織選手と共に、来日中のチャン氏にインタビューした模様が情報番組『スッキリ!!』内で紹介された。

昨年12月にマイケル・チャン氏がコーチに就任してから“錦織圭選手が大きく変わった”と言われていることに、「私の過去の経験を共有することが、彼の励みや救いになっているのかもしれない」と話す。1989年に17歳3か月で全仏オープンを制したチャン氏の最年少記録は、今も破られていない。体格に恵まれていない東洋人が欧米のトップ選手と戦うには、技術やテクニックという部分に磨きをかけることはもちろん、メンタル面で対戦相手に負けないことが重要だという。

チャン氏が錦織選手のメンタル面の弱さを見抜いたのは、2011年11月の東日本大震災復興チャリティ「ドリームテニスARIAKE」で行われたエキシビションマッチでのことだ。少しだけ会話した際に、当時の錦織選手が世界のトッププレイヤーを恐れているのが分かったそうである。「そういうメンタリティでは強くなれない、トッププレイヤーを恐れているようでは絶対に勝てない」とこの時、チャン氏は彼にアドバイスしたそうだ。

また、錦織選手が憧れのロジャー・フェデラー選手との試合を前に「憧れの選手と試合ができてワクワクする」と発言したことがあった。チャン氏が彼のコーチに就く前の話だが、この発言を聞いたチャン氏は“錦織選手はフェデラー選手と戦うだけで、ある程度満足している”“本気で勝つ気持ちが無い”と厳しく彼に指摘をしたらしい。

プロのスポーツ選手にとって「自信を持つことは非常に重要だ」という、チャン氏。「“俺にはできる”という精神がなければ、何も成し遂げられない」と語るが、それは日々の辛い練習の積み重ねがなければ自分を信じることはできないだろう。昨年12月、錦織選手のコーチに就任した当初、チャン氏は“ここまでするのか”という内容の練習を彼に要求。勤勉な錦織選手だからこそ、タフな自分の注文にも耐えられたというのだ。

10月3日放送の『スッキリ!!』(日本テレビ系)内で流された、マイケル・チャン氏へのインタビュー。取材した記者によると、彼は物腰が柔らかい紳士的な男性で、錦織選手の試合を興奮して見ている時とはまるで印象が違ったようだ。1つの質問にも例をあげて分かりやすく、丁寧に答えてくれたという。最後にチャン氏からの「トーナメントの実績を積むごとに錦織圭選手が自信をつけていけば、いつかグランドスラムで優勝できると思います」というメッセージは、リップサービスではないことが十分に伝わってきた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)