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【テック磨けよ乙女!】便秘に悩む女性、7割近くが食生活改善で効果を実感できず。専門家おススメの食べ物は?

便秘に悩む女性は多いと昔からよく聞く。仕事や子育てに忙しい女性が好きな時間にゆっくりトイレの時間がとれないこともあるだろうが、近年では昔に比べて女性が体を動かす機会が減り、腸が動かなくなったということも要因にあるようだ。便秘に悩む女性を対象に実施した興味深いアンケートがあるのでご紹介したい。

アンケートは全国の20歳から49歳までの便秘の女性500名を対象に、インターネットで2014年9月10日~9月12日に日本バナナ輸入組合が実施したもの。

まず「便秘がどうして起きるのか」という質問では、最多は「食生活」34%、2番目には「運動不足」で30.8%、3番目が「ストレス」19.0%という結果に。食生活が便秘の原因だと考えている女性が多い。ならば当然それを改善しようとするもの。「現在、とり入れている便秘対策は?」との質問には、最多は「食生活の改善」で44.4%という納得の結果が出た。

便秘はどうして起きるのか

その食生活改善の方法だが、「普段便秘に効くと思い、食べているモノは?」との問いでは、最多は「ヨーグルト」で59.4%、2番目の「牛乳」11.0%を大きく引き離す結果が出た。「便秘に効く食べ物=ヨーグルト」という図式が、インプットされている女性が多いようだ。だがその頻度は、「週に3~4回」19.6%、「毎日食べる」18.6%、「週に1~2回」18.4%とばらつきがある。そして、その効果について最も多かったのは、「あまり効果を感じなかった」35%、さらに「効果を感じなかった」17.8%、「全く効果を感じなかった」13.6%、これらを合計すると実に7割近くの女性が「便秘に効く」と思う食べ物を食べてもそれほど効果を実感できていないことが判明した。

便秘改善に効果はあった?

そうなると一体どうすれば便秘を改善できるのか。腸のスペシャリストと言われる「松生クリニック」院長・医学博士、松生恒夫先生の話によると、「バナナを1日 2本食べることをおススメしています」とのこと。「バナナは、低カロリー(約100グラム、バナナ1本分86キロカロリー)で食物繊維、オリゴ糖に加えてビタミンB2群、B6、マグネシウムが豊富なため腸内環境を改善でき便秘には効果的な食べ物」と推薦理由を説明する。「腸内環境が良くなると、軟便にして排便をスムーズにすることを助けるのでおススメしています」と松生先生。

さらに気になるのは、これから寒くなると、冷えが腸の働きを鈍らせてしまうそうだ。そこで松生先生がおススメするのが、「バナナと甘酒」を一緒に食べる方法だ。「甘酒は腸の働きを助ける乳酸菌を摂取できると同時にお腹を温めることができます。バナナに含まれる豊富な栄養分と、体を温め腸の働き助ける甘酒の相性はとても良いと思います」とアドバイスしている。

たかが便秘、されど便秘。だが便秘に悩む女性は、ストレス、肌荒れ、睡眠不足などでも悩んでいるというから、決して侮れない。お腹が冷える本格的な冬を前に、一度食生活を含めたライフスタイルを見つめ直してはいかがだろうか。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)