エンタがビタミン

writer : ume

【エンタがビタミン♪】故・中村勘三郎さんの遺言。市川海老蔵、中村獅童が「地球を投げる」。クドカン、三池崇史も参戦。

これほど豪華な顔ぶれがそろうと、上演が今から待ち遠しくてたまらなくなる。宮藤官九郎の脚本にて歌舞伎界のプリンス市川海老蔵と中村獅童が新歌舞伎を上演する。演出には歌舞伎初となる三池崇史を迎え、中村勘三郎さんの遺言「地球を投げるようなこと」が実現されようとしている。果たしてどんな作品になるのか?

14日、東京・六本木にて『六本木歌舞伎』制作発表会見が行われ、市川海老蔵中村獅童宮藤官九郎、三池崇史という時代の先端をいく異色の4名が顔を合わせた。今年1月、演舞場で共演した市川海老蔵と中村獅童が、空き時間に話をしたことがきっかけで3時間後に決定したという本作。獅童は宮藤へ、海老蔵は三池に各々携帯に電話をかけて、話はとんとん拍子に進んだそうだ。

「歌舞伎の格好よさを若い人たちにアピールするには六本木がいいかな」中村獅童

故・中村勘三郎さんが生前、獅童や海老蔵、そして宮藤にも「地球の話」をしていたことが明かされた。勘三郎さんは、獅童には「宮藤くんに書いてもらったら面白くなるよ」、海老蔵には10代の頃から「地球投げをしろ!」と言っていたそうである。「海老蔵が新作をやるのなら、最後は地球を投げるくらいのことをやってほしい」。勘三郎さんはこれから歌舞伎を背負っていく獅童と海老蔵に“頼んだぞ!”と言い続けてきたのだ。宮藤は地球の話について「全く理解できなかった」と笑いながらも、「(獅童の)思いは伝わった」「しがらみから解き放たれ、自由な発想でやりたい」と語った。

歌舞伎の演出が初めてだという三池崇史も今回の演出について「混乱しています」と苦笑しながら、「歌舞伎を知らずに日本で生きているのは勿体ない」「演出が面白いとかは関係なく、市川海老蔵、中村獅童本人が面白いと思えるものを作りたい」と力説した。

「真っ直ぐ帰ってます。銀座行かないとな(笑)」市川海老蔵

10代からの長い付き合いの中村獅童と市川海老蔵は、兄弟のような親友のような気心が知れた仲であるというのが、ふたりのやりとりから見て分かる。歌舞伎界を背負う若い2人が“伝統が大事だからこそ、それを守っていくために新しいことに挑戦する”、それが「六本木歌舞伎」なのだ。

「『あいつ何をやるんだろう?』と思われるよう、自分にカツを入れてやろうかな」といたずらっぽく語った海老蔵は、獅童と共にこれからも歌舞伎界に新風を巻き起こしてくれるだろう。「来年結婚します!」と海老蔵に言わされた獅童。「結婚式呼んでね。似顔絵とかないの?」と芸能リポーターばりのツッコミをする海老蔵にタジタジだ。「結婚の日にちはまだ決まってない」と明かした獅童に対し、「僕のブログで発表させてもらいます」と最後まで獅童をからかった海老蔵。結婚は海老蔵に報告する前に発表しないと本当にブログで暴露されてしまうかも知れない!? 来年の中村獅童は公私ともに更なる飛躍の年となることは間違いないだろう。

『六本木歌舞伎』2015年2月3日(火)[初日]~18日(水)[千秋楽] EX THEATER ROPPONGI
出演:市川海老蔵 中村獅童 脚本:宮藤官九郎 演出:三池崇史
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)