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writer : tora

【エンタがビタミン♪】今田耕司やバカリズムが語る“田村正和のカッコ良さ”。「人前で食事は控える」「共演者を事前に調べる」

やはり、この人の役者に対する“姿勢”はスゴいものがあるようだ。今田耕司とバカリズムという2人の芸人が、俳優・田村正和の“カッコ良い”エピソードを語った。

9月22日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』で、今田耕司が“田村正和のスター性”について語った。田村が“人前ではご飯を食べない”ことが話題になった際、今田はダウンタウン・浜田雅功と田村が共演したドラマの打ち上げにおける“あるエピソード”を披露した。

2次会のカラオケ店にかなり早く到着した浜田は「一番乗りや」と思い、おもむろに会場のドアを開けた。すると、そこにはラーメンを勢いよくすする田村の姿があった。これにはさすがの浜田も慌てて「あっ、すみません!」と謝罪したところ、田村は「浜ちゃん、何か食べる?」と切り返したそうだ。このように、人前での食事を極力控える田村の姿勢について今田は「やっぱり、それがスターでしょうね」と目を輝かせて話した。

1話完結型のオムニバスドラマ『おやじの背中』で田村と初共演したバカリズムは、6月30日放送のラジオ番組『バカリズムのオールナイトニッポンGOLD』で田村の“紳士的なふるまい”を語っていた。バカリズムは田村が主演を務めたドラマ『古畑任三郎』シリーズの大ファンで、「ドラマの最初のひとり喋りで、誰が犯人かわかる」と公言するほどだ。

そのため田村と1対1で言葉を交わすシーンを撮影する前、バカリズムは「田村さんはどんな方なんだろう? 『古畑好きです』とか言っていいのかな」などと考えていた。そんな中、田村がスタジオに颯爽と姿を現した。

田村は、まず「えー、バカリズムさん?」と名前を確認。続けて「えー、升野さん? 英知さん?」とフルネームでバカリズムの名前を呼んだ上で、一言「よろしく!」とカッコ良く声をかけて撮影に臨んだのだ。バカリズムによるとその一連の動きが、まるで「古畑が刑事の名前を確認して、現場に入っていく感じ」だったそうだ。

また、田村は今回の撮影に臨むため親戚にバカリズムのことを調べてもらい、さらにはバカリズムが出演する番組を自分でもチェックしてきたようで「いろいろテレビ出ていらっしゃるね、非常に面白くて」との感想を述べたのだという。

スタジオへの入り方から相手に対する紳士的な態度まで、田村の言動の数々がドラマで見ていた“古畑任三郎”とぴったりと重なっていたというバカリズムは、田村の印象を「すごいですよ。超カッコ良い、超紳士」と表現していた。

自身の“プライベート”については多くを語らず、撮影現場では共演者ひとりひとりに対して敬意を払って“紳士的”な行動をとる。これらが、御年71歳を迎えてもなお田村正和が魅力的であり続ける要因のひとつではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 TORA)