ユニークなコンテストが実に多いアメリカだが、「これだけタバコの害が叫ばれている時代に、あまりにも不健全」と人々をビックリさせているのがこちら。タバコの“モクモク”で遊ぶ大会が盛んに開かれているという。

先月31日、『Mashable』さんが“E-Cigs: The X Games of Vaping”というタイトルでYouTubeに1本の動画を投稿した。今年いきなり流行し始めた競技だというが、米西海岸が発祥で現在はニュージャージー州、イリノイ州、ニューメキシコ州で組織を広げており、「自分はタバコでここまでスゴイことができる」という人々が続々と仲間入り。メンバーらは自分たちを“雲”へのあくなき追求を続けるプロのVaperと称し、日々研鑽している。

「なんと不健全な」と眉をひそめられた方、どうかご安心を。これらはすべて電子タバコによる“蒸気”で、紫煙ではない。現在アメリカでは電子タバコが人気で、この動画の撮影もニューヨークのバーを兼ねたEシガー・ショップ「The Henley Vaporium」で行われたものである。今年初めにはカリフォルニア州で「International Cloud Championship」が、そして3月にはテキサス州で「Vape Blast 2014」という大会が催されていた。ただし電子タバコの人体への影響については、人工的なフレーバーやニコチンを足しているものもあり、完全なる安全性はいまだ確立していないというのが現状である。

※　画像はYouTubeのサムネイル。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）