エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】スカパラ史上初、朝の生放送でライブ演奏。加藤浩次の「若作りしていないのがいい」に爆笑。

東京スカパラダイスオーケストラが朝の情報バラエティ番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)に生出演して、ライブパフォーマンスを披露した。MCの加藤浩次は彼らのパフォーマンスを間近に体験して「気持ちがなんか、上がってくる。魂がグワってなるというか!」と感動していた。ただ、メンバーのひとり、谷中敦がツイッターでつぶやいたところでは、その加藤の発言でメンバーが大笑いした一幕もあったようだ。

デビュー25周年を迎える東京スカパラダイスオーケストラ(略称、スカパラ)の9人、北原雅彦(トロンボーン・52歳)、茂木欣一(ドラムス、ボーカル・46)、谷中敦(バリトンサックス・47)、GAMO(テナーサックス、ソプラノサックス・49)、NARGO(トランペット・46)、沖祐市(キーボード・47)、大森はじめ(パーカッション・49)、加藤隆志(ギター・42)、川上つよし(ベース・47)が8月12日に『スッキリ!!』のスタジオに登場した。

ウエンツ瑛士が担当する“WEニュース”のコーナーで彼らが現れると、加藤浩次から「絵面が朝に似合わないすなーっ」の一言が飛び出して和んだ。また、『谷中敦(a_yanaka) ツイッター』では、やはり加藤による「皆さん若作りしてないのがいいですね、発言も大笑いでした」とつぶやかれており、放送後も楽しく過ごしたようだ。

番組ではスカパラの歴史紹介とともに、海外でのライブ映像も流れた。1990年にメジャーデビューした彼らは、国内での活動のみならず世界25か国でライブを行っている。2011年4月にはメキシコの『Vive Latino 2011』で10万人以上を動員。メキシコ・グアダラハラの会場でも観客から「トーキョー! トーキョー!」の大歓声が沸き起こる人気だった。

2012年7月にスペインで行ったライブステージでは観客が大熱狂。2013年4月に米・カリフォルニアの世界最大規模のフェス『COACHELLA 2013』で日本人初のメインステージに立つと、ステッペンウルフの『Born to Be Wild』を演奏して大いに盛り上げた。

そんな海外のライブの様子を見て、加藤が「熱いすね!」と感心しながら会場には男性が多いことに気づいた。谷中も「メキシコなんて前の方は全部、男だった」と証言している。また、スペインのライブでは「合唱って、歌詞だけではない! ギターで“レレレレ”と弾くと、お客さんも“ララララ”と一緒に歌う!」と海外のノリに驚いたというスカパラ。そんな状況を想像して加藤浩次が「上がり過ぎて怖くないですか?」と案じていたほどだ。

谷中敦はライブへのこだわりを「エネルギーの交換」だと表現している。「反応してもらってナンボなんで、僕らがエネルギーを持っていって、向こう(観客)のエネルギーと交換する」イメージだ。もちろん、メンバー9人全員が反応してもらうために努力しており、それが海外でも通用するパワーの秘密だろう。

この日は、スタジオで『ルパン三世’78』と『ペドラーズ 2014』をメドレーで演奏してくれた。楽曲の合間には谷中が「東京スカパラダイスオーケストラ! 朝から気合入れてくぜー! 戦うように楽しんでくれよー!!」と熱いMCも聞かれた。パフォーマンスを終えると番組レギュラー陣から「カッコイー!」、「大人だよーっ」と興奮気味にコメント。中でも加藤浩次は「バリトンサックスで谷中さんが寄ってきた時の目が、怖い! 怖い!!」と実感しながら「乗っちゃいました! 気持ちがなんか上がっていくんですね。魂がグワっとなるというか」と感動を表現している。

8月13日リリースの、デビュー25周年を記念するアルバム『SKA ME FOREVER』が紹介されると、ギターの加藤は「1個、1個、大事なことを重ねて25年。アンド、フォーエバーという気持ちですね」と語った。谷中敦もツイッターで「全人生賭けようかなって平気で思います。今回のアルバムの感じは随分経ってから、あれは奇跡だったな、と思う部分が沢山あるように感じるから…」というほど思い入れがあるようだ。

それにしても平均年齢47歳とは思えないスカパラのパワフルなパフォーマンスは、まさに「エネルギーの交換」にふさわしいものを感じる。加藤浩次が「皆さん若作りしてないのがいいですね」と言った裏にはそうした“大人のカッコよさ”を称賛する意味があったのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)