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writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】マレーシア航空MH17便の搭乗を諦めていた英国人一家。「オーバーブッキングが幸いした」

新ロシア派武装勢力に撃墜されたと思われる事故で、298名の死者を出したマレーシア航空機MH17便。オーバーブッキングを告げられ、そのフライトを利用できなかったことにより命拾いしていた英国人一家が、このほどメディアのインタビューに応じた。

17日、オランダ・アムステルダムのスキポール空港を飛び立ち、マレーシア・クアラルンプール国際空港へ向かってウクライナ東部の上空を飛行していたマレーシア航空機MH17便が、親ロシア派武装勢力により撃墜されたとみられている事件。飛行機は墜落し、乗客乗員合わせて298名もの死者が出たが、200名近い乗客がオランダ人で子供も多数。また、メルボルンでのエイズ会議に出席を予定していた国際的に有名な学者が6名搭乗していたことが伝えられている。

そのような中、英『デイリー・テレグラフ』紙の取材に応じたのは、英ロンドン在住のバリー&イジー・シムさん夫妻(画像はnypost.comのスクリーンショット)。赤ちゃん連れの旅で、スキポール空港からクアラルンプールにそのMH17便で向かおうとしていたが、空港カウンターでオーバーブッキングを理由に搭乗を断られたため、KLMオランダ航空のフライトを利用することになり、しばらく空港で時間を潰すことになったという。

そして夫妻は墜落事故のニュースを知る。「一瞬にして胃袋のあたりが熱くなり、心臓が口から飛び出すかと思うほどの動悸を覚えた。そういえばあの時、頭上で誰かが僕たちに“そのフライトには乗らない方がいい”と告げていたような気もする」とバリーさん。運悪く乗れなかった、予定が狂ったとガッカリしていた自分たちが、実は大変な強運の持ち主であることを知った瞬間だったという。家族が一緒ではない単独の旅行であったなら、もしかすると搭乗券を受け取っていたのかもしれないバリーさん。亡くなった方々に祈りを捧げるとともに、自分たちの無事を神にひたすら感謝している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)