EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】日本の“盗撮用スニーカー販売事件”、英メディアも伝える。模倣犯出現を案ずる声も。

このほど京都府警が2名を逮捕した、“隠しカメラ搭載スニーカー販売事件”。これがヨーロッパでも話題になっていることが分かった。「そんな手があったか!」と盗撮フェチの注目がジワジワと集まっていることから、女性たちの間では模倣犯(類似品)の出現を心配する声があがっている。

超小型カメラを仕込んだスニーカーを販売していた神奈川県の「エダトレーディング」社の内藤孝彦容疑者(25)と園田温子容疑者(24)を今月1日、京都府警が迷惑行為防止条例違反(盗撮ほう助)の容疑で逮捕した事件。これを英大手メディアも報じたことから、この商品について興味を抱く海外の盗撮フェチがジワジワと増えているもようだ。

付属のリモコンにより操作できるこのスニーカーは、昨年10月から半年にわたり、1足あたり27,000円ほどの値段で日本の隠しカメラ通販サイトで販売されていた。盗撮行為は禁じるという注意書きにより、あとは購入者のモラルに委ねるといったスタンスで販売されていたが、スカートの盗撮をほう助するために製造されたとしか思えない商品である。

この事件をさっそく世界に向けて伝えたのは英メディア『mirror.co.uk』(画像はそのスクリーンショット)。「日本では盗撮写真が大人気。閲覧したがっている人々は何百万人と大変な需要がある」とし、ご丁寧にスニーカーの仕組みを説明する写真まで添えられた。一方で、同メディアは英国での最近の事例も紹介している。“不法入国によりバーミンガムで暮らしていた45歳の外国人が、幼児の裸を撮影する目的でシャワールームに隠しカメラを仕込んで刑務所送りとなった”、“ビッドフォード=オン=エイボンの学校で、校長がプール脇の女子更衣室に隠しカメラを設置して逮捕”と、いずれ捕まるに違いない古典的なやり口である。

手口やデバイスもますます緻密で巧妙になってきている昨今の盗撮行為。この手のことに関しての悪知恵が働き、新たな商品を開発・販売しては世界中の盗撮フェチの注目を集めているのはなぜか日本だそうだ。このたびの盗撮用スニーカー販売事件の報道も、女性たちの間からは「そんな悪知恵をわざわざ指南しなくてよい」と批判的な声があがっている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)