米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】お買い得!? 「町をまるごと4000万円で買いませんか?」(S・ダコタ州)

米サウスダコタ州では今、ある小さな町が大変な安値で売りに出されている。オーナーはそこに不動産投資、あるいは居住してくれる人がいないか1年がかりで探したいもようだ。町をまるごと4000万円とはお買い得なのか否か、話題を呼んでいる。

米サウスダコタ州南部のベネット郡に、とんでもないサイズの破格の物件があることを地元メディアの『rapidcityjournal.com』に語ったのは、その町まるごとを所有しているランス・ベンソンさん。「全部込みで価格は40万ドル(約4000万円)です。すごくお買い得でしょう」と宣伝にやっきだ。

その町の名はスウェット(Swett)。国道18号線沿いにあり、サウスダコタが誇る数々の有名観光スポットへの拠点として知られるラピッドシティから、直線にして120kmほど南東に位置する。1940年代から50年以上にわたり郵便局やグローサリーストア、そしてバーもあり、一時は40人もの人口が。しかしそれがたった1人という状況に落ち込んだ1998年、ベンソンさんが町ごとごっそりと購入して居住するようになった。その後に妻と離婚したため彼女にすべてを譲り、自分はトレーラー暮らしを開始したが、2012年に買い戻すと現在の奥様との新生活を始めたのであった。

「開拓時代の懐かしい光景が広がっているし、ここのバーのハートフルなサービスはいいよ。ちょっと車を走らせれば本物のカウボーイにも遭遇できるからね」と『rapidcityjournal.com』に語ったのは、その町の住民であったゲリー・ランネルズさん。ただしこの物件に興味を示す人はなかなか現れないもよう。ベンソンさんは「1年以内に売れなかったら…その時はまた自分が住むことになると思う。ここを手放すのはやっぱり辛いかな」と締めくくっている。

※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)