エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】声優・金田朋子の実年齢にスタジオ騒然。その“天性の才能”が開花するまでの苦悩とは。

人気声優の金田朋子は、トークバラエティ番組『ジャネーノ!?』(フジテレビ系)に度々出演している。共演した女優の中村玉緒が彼女の不思議なキャラクターに目を丸くしながら「でも、奥さまなんですよね?」と聞いたところ、金田が年齢を明かしてスタジオを騒然とさせた。だが実年齢を知っても信じられないのが、声優・金田朋子の魅力でもある。

2000年7月にOVA『伝心 まもって守護月天!』の長沙役で声優デビューした金田朋子。2014年7月7日放送の『ジャネーノ!?』で、MCの後藤輝基(フットボールアワー)から「この番組のマスコットキャラクター、声優の金田さん」と紹介された。

彼女が立ち上がって「あ、金田朋子と申します~」と頭を下げると、そのアニメキャラのような幼い声に周囲がざわついた。「大人気声優です」とフット・後藤から振られた彼女は「おしりかじり虫とかやってます」と答えて、共演者もようやく声とキャラクターが一致したようだ。

この日のテーマで登場した、伝説の塾講師・坪田信貴先生による“9種類のタイプ別指導法”で自分が該当するタイプを選んだ金田朋子は、「いろんなことをやりたくなるが、基本的に詰めが甘い」という“楽天家タイプ”と判明。フット後藤や澤部佑(ハライチ)が「まさにそのまま!」、「このテストの信用度がぐっと高まった」と大いに納得していた。

先生が「このタイプは他人の悩みに長時間耳を傾けられない」と解説すると、彼女が立ち上がって「そんなことないです~」と幼い声で否定した。しかし、まるでアニメキャラのようで説得力がなく笑いが起きるばかりだ。後藤が「玉緒さん、こんなタイプが出てきましたよ!」と感想を聞いたが、「でも、奥さまなんですよね?」と中村玉緒も不思議そうに金田を見つめる。

後藤から年齢を問われた彼女が「私ですか? 私は41歳です」とハキハキと答えると、「えーっ」とスタジオ中が驚いた。彼女は1973年5月29日生まれで、1か月ほど前に41歳となったばかりだ。

2009年9月に出演した『魔女たちの22時』では、“超ヘンな声と、超低い身長のおかげでファンクラブまでできちゃった36歳の魔女”として登場。どこから見ても女子高生にしか見えないルックスで共演者を驚かせていた。プライベートでもやはり中高生に間違われるという。

彼女は、小さい頃から「高いヘンな声」と、「身長が低い」という2つのコンプレックスに悩んだ。20歳となってもそれは解決されず、合コンでは「子どもが来てはダメ」と相手にされず、就職でも「ふざけているのか?」と50社以上落とされ続けた。ようやく採用された会社でも電話に出ると、上司から「お前は出るな。相手方にヘンなやつがいると思われるだろう!」と辛く当たられたそうだ。

そんな時に姉が「コレをやってみたら?」と持ってきたのが、青二プロダクションの声優学校生徒募集のパンフレットだ。「あんたは声に特徴があるから案外うまくいくかもよ」と姉に言われて、「声優だったら姿も見えないからバカにされないかも」と彼女も希望を持った。

声優養成学校に入学した彼女は、熱心に練習する先輩の姿に「場違いだったかも」とひるんだが、勇気を出して「よろしくお願いします」とヘンなはずの声であいさつした。その一声で全員が彼女に注目。「凄いわね! あなた、それ地声?」、「あ、ハイっ」と答えると全員から歓迎されたのだ。この時、金田朋子は25歳。“天性の才能”であるその声で人気声優へと成長していく。

昨年9月のことだ。インターネットテレビ番組『2.5次元てれび』(2013年12月26日に配信終了)の番組CMに彼女が出演しており、その映像が9月13日から26日まで秋葉原UDXビジョンに流れた。当時の彼女は40歳だが、どう見てもそうは見えない。天性の声だけではなく、小さい頃の苦労が強烈なキャラクターを作り上げたのかもしれない。

※画像は、『金田朋子オフィシャルブログ』のスクリーンショット。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)