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writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】『アナ雪』神田沙也加「役が決まった時飛び上がった」。「もっと話そうよ」松たか子への思いも。<ロングインタビュー>

国内興行収入は249億円を突破、動員数は1957万人を突破、また、7月16日に発売する『アナと雪の女王MovieNEX』は予約だけでミリオン達成となったディズニー映画『アナと雪の女王』。今や社会現象とまで言われるようになった同映画の人気の要因は何なのか。日本語吹替え版で主人公のひとり・アナ役を務めた神田沙也加に話を聞いた。

6日、東京・恵比寿 ザ・ガーデンホールにて「『アナと雪の女王MovieNEX』発売記念 七夕イヴ スペシャル・イベント」が開催され、アナ役を演じた神田沙也加もゲストとして登場。大きな歓声と拍手で迎えられた神田は、ほかの出演者や1000人を超す来場者とともに劇中歌『生まれてはじめて』を熱唱。「感動しました。ひとりじゃないって思いました」と笑顔で喜びを伝えた。イベント後に神田がインタビューに応じた。

■役が決まったときには飛び上がりました。

──役が決まったときに、サプライズで伝えられたと聞きましたが…?
神田:自分の事務所で打ち合わせをしていたら、突然、電気が消えてケーキが出てきて『ディズニーおめでとう』と書いてあったので、それで分かりました。嬉しくて飛び上がりました。でも正直に言うと“ドッキリ”かと思いました。私にとってディズニー・アニメーションはそれほど大きいものなので。

──何か特別に声優の勉強をされたのですか?
神田:自分が一番初めに志したのが声優でしたので、22、3から24歳までスクールに通っていました。吹替えということで自分の台詞に尺があったので、まずそこをクリアすることから始めました。これまでやってきた女優の仕事はコンマ何秒の勝負ではないですし、声優はただ役になり切って気持ち良く演じていればいいというのとは違いますね。

──アナと神田さんに共通点はありますか?
神田:うーん。私は一人っ子なので、そこがそもそもアナとは違うのですが、アナもエルサと遊べなくて一人遊びの達人のようになっていきます。私も空想でいろいろなものを何かに見立てて遊ぶことがよくありました。ほかには、こう行動すると決めたら、そうしないと気が済まないというところは似ていますね。

子供時代のアナ役の諸星すみれ、幼いアナ役の稲葉菜月と神田沙也加を交えて3人のアナ

■社会現象と言われるまでの大ヒット作品に。

──今や社会現象と言われていますが、どのように受け止めていますか?
神田:社会現象と言っていただくことは多いのですけど、内部にいるとそういう実感はないですね。街で『アナと雪の女王』の曲がかかっていると本当に流行っているのだなと感じます。

──大ヒットの要因は何だと思われますか?
神田:近年の中では歌を推した作品ですよね。ドラマティック・ミュージカルという名目にもなっています。ほかには、Wヒロインだったというのが珍しいですね。また、普通のお姫様よりもエルサの年齢設定が高めで、エルサは独立した大人の女性で、受動的ではなく行動的なヒロインとして描かれていますので、現代を生きる女性に通ずるものがあるのではないかと思います。

──エルサ役の松たか子さんとは大ヒットをお祝いしましたか?
神田:大ヒットしてから松さんとは2回ぐらいしかお会いしていなくて、しかもあまりお話できなくて。それこそアナのような気持ちです。「エルサ、もっと話そうよ、もっと会おうよ」って(笑)。

■アナとしてもう少しおしゃべりしたい。

──イベントなどで子供たちを見て何か感じることはありますか?
神田:自分も子供の頃に夢中なアニメの歌をすぐ覚えて、一日中歌っていました。その夢中な感覚を自分に向けてくれているのが素直に嬉しいですね。それに『アナ』って呼んでもらえるのは、それだけキャラクターと一体化できているようで、とても嬉しいです。子供たちに会える機会は作っていきたいですね。

──今後、声優としてやってみたい役は何ですか?
神田:続編とまではいかなくても短編や派生物で、アナとしてもうちょっとおしゃべりしたいなという気持ちがあります。

──ありがとうございました。

子供時代のアナ役の諸星すみれ、幼いアナ役の稲葉菜月も作品を盛り上げた。

インタビューに同席してくれた子役の2人に好きなキャラクターを尋ねると、子供時代のアナ役の諸星すみれが「オラフが好きです。出てくるシーンで絶対笑ってしまいます」、幼いアナ役の稲葉菜月が「エルサです。アナが本当は大好きで遊びたいんだけど、アナのために我慢しているから」という答えが返ってきた。純粋に作品のファンとして答えてくれた子役の2人に対して、神田は「アナと呼ばれると嬉しい」というように、彼女自身の中にアナがいるのだと感じる。前述の七夕イヴのイベントでも「またアナとして話す機会がありますように」と短冊に願い事を書いた神田。彼女にとってアナ役は決して過去のことではないのだ。

『アナと雪の女王』は7月16日にMovieNEXが発売される。未見の方はもちろんのこと、未公開シーンなどのボーナスコンテンツも収められており、コアなファンも楽しめる内容となっている。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)