南米発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【南米発!Breaking News】「2014ブラジルW杯」スタジアム建設作業で死者8人目、今度は感電死。

6月から開催される2014年サッカーW杯ブラジル大会の試合会場として、クイアバで建設が進められていた「アレーナ・パンタナール」。そこで作業員が感電死する事故が発生した。作業員の死亡事故はこれにより8名にものぼることが分かった。

昨年11月に起きたクレーン倒壊事故の記憶も新しく、「この調子で6月のワールドカップ開催に間に合うのか」の声が飛び交っていたブラジル。会場はほぼ完成しているものの、ポルト・アレグレやクリチバとともに遅れが指摘されていたのがマットグロッソ州クイアバのスタジアムであった。最大規模となる40,000人を収容するシート作業が今も行われていた「アレーナ・パンタナール」だが、その完成を前に作業員の死者を出してしまった。

亡くなったのは、32歳のモハメド・アリ・マチエル・アフォンソさん。Wi-Fiや携帯電話各社のネットワークといった通信機器の設置をしている最中に感電したといい、すべての作業が急ピッチで行われている中での不慮の事故であった。現場では作業がすべて中断となり、警察や専門家による立ち入り調査が行われている。ワールドカップ関連の建設作業員の死亡はこれで8人目。通信システムが完備されてこその大会開催となるだけに、ハード面以外でも遅れが生じていることは非常に痛いと言わざるを得ない。

※ 画像はnews.sky.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)