エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】常盤貴子、最新作映画で「私は本当に変わりました」と舞台挨拶。

17日、都内劇場で映画『野のなななのか』の初日舞台挨拶が行われ、主演の品川徹、常盤貴子、大林宣彦監督らが登壇し、同作への思いを熱く語った。常盤はこの映画を通してさまざまなことを感じたようだ。

大林監督自らが司会を務め、7名の出演者たちが撮影を振り返り、それぞれの思いを語った。

映画『野のなななのか』の舞台挨拶

大林監督の作品に出演したいと願っていたという常盤貴子は、「私は本当にこの映画で変わりました。これまでも頑張っていたつもりでしたけど、そして人を大切にしていたつもりでしたけど、この映画に出会って、本当に人っていいなってすごく思いました」とこの作品による心境の変化を告白した。さらに撮影やキャンペーンなどの過程を通して、「劇場、スタッフ、キャストとの関係、本当に素晴らしい現場で人と人とはこんなに優しく思いやれるんだなって教えていただきました。そこに“ありがとう”という気持ちを持つと、プラスのエネルギーは倍々で広がっていって、周りの人もハッピーにしてくれるんだなと驚きました」と続け、温かい人たちに恵まれ、常盤自身も温かい気持ちになったことが想像できる。

映画『野のなななのか』で主演の品川徹と常盤貴子

大林監督について、同作に出演している村田雄浩は、「とても後期高齢者の撮った映画とは思えない」と称賛する。そんな大林監督は、「一度見て分からなきゃ駄目というのは、商業映画。こういう映画は一度見ても分からないけど、分からないから考える、そして分かってくると面白くなる」と同作を何回も見て、一緒に考えてほしいとこの日すでに作品を鑑賞した観客に訴えた。

「映画は分かってくると面白くなる」と大林宣彦監督

舞台でずっと本を抱えていた常盤は、大林監督に促されて「(一般の映画パンフレットとは違い)厚くて、家に帰っても楽しめるパンフレットとなっております」と同作のパンフレットをパラパラとめくって見せて、しっかり笑顔でPRもした。

『野のなななのか』のパンフレットを眺める常盤貴子

常盤は「大林監督が(物語の舞台となっている)北海道での先行上映のときに“映画っていうのは人生の華なんだよなぁ”っておっしゃいました。この映画が皆さんにとって人生の華になるように願っています」と希望を伝えた。常盤にとって、この映画は間違いなく人生の華、そして大切な大切な“宝物”となったのではないだろうか。

舞台挨拶には他に寺島咲、山崎紘菜、左時枝、安達祐実らが登壇した。

映画『野のなななのか』は、有楽町スバル座ほか全国ロードショー中。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)