エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】マツコもハマる“エア買い”。評論家が「震災後から流行している」と解説。

マツコ・デラックスがテレビ番組で、ネットショッピングを楽しむ際に無意識のうちに「カートに入れるだけ入れて、最後に削除してしまう」ことを告白した。マツコ自身は「私って病んでいるのかな?」と不安を感じているようだ。マーケティング評論家によると、それは「エア買い」と呼ばれて昨今、主婦の間で流行しているという。いったい、マツコやそうした主婦たちはなぜそのような行為に及ぶのだろうか。

5月21日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でのことだ。

評論家として出演した総合医療の亀井眞樹先生が、「実際に買い物をするよりも、買い物をしているところを妄想する方が幸せな気持ちになる」という情報を提供した。それは、米ミズーリ大学での研究で「買い物について考えている時の方が、実際に買い物をした後の感覚よりもはるかに楽しいことが分かった」ことによる。

それを聞いたマツコ・デラックスが、ネットショッピングをしていると「無意識のうちにどんどんカートに入れていき、最後に成仏させるみたいに全部削除していく」という行為を明かした。

不安そうにするマツコに、マーケティング評論家の牛窪恵先生が「それは『エア買い』と言われ、震災以降に主婦の間で流行っているようだ」と答えている。

先生によると、その行為で買った気になって楽しむのは“お金がかからない”という理由ばかりではないという。東日本大震災以降に「モノを買い過ぎるのは“エコ”ではない」という考え方が広がり、「エア買い」が流行しているらしい。

ネットでも「エア買い」や「エアショッピング」として経験者が感想を書き込んでいるが、やり方や動機は個々に異なるようだ。中には注文締め切りのあるカタログで欲しいものを注文しておき、締め切り前に取り消すというパターンもあった。しかし、取り消すのを忘れて購入したこともあるという。

カートに入れて注文前に削除するのはさほど問題なさそうだが、注文後に取り消す(キャンセルする)のは販売側に作業やデータの精度など迷惑となるのでやめておきたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)