エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】篠田麻里子×山本彩が和解。『バイキング』の共演で2年前の因縁に決着。

元AKB48の篠田麻里子がお昼のバラエティ『バイキング』で、番組レギュラーのNMB48・山本彩と共演を果たした。AKB48グループからこの2人だけが共演したのは、おそらく初めてのこと。そんな2人のために番組が取り上げたのは、2年前の『第4回AKB48選抜総選挙』にまつわるあの出来事だった。

2012年6月6日に行われた『第4回AKB48選抜総選挙』で5位となった篠田麻里子のスピーチは、日本武道館の空気に緊張を走らせた。「私は、席を譲らないと上に上がれないメンバーはAKBでは勝てないと思います」と語りかける彼女は、「5位でも悔しい」と正直な気持ちを明かした。

さらに「でもそうやって悔しい力をどんどん先輩、私たちにぶつけてきてください。潰すつもりで来てください。私はいつでも待ってます」「そんな心強い後輩が出てきたら私は笑顔で卒業したいと思っています」と訴えると、メンバーの多くが涙ながらに受け止めていた。

その篠田麻里子の言葉に、NMB48の山本彩がブログで「私の中の何かに火がつきました。言って下さったからには行かせて頂きます!」とコメントして話題となっていた。

翌年のAKB48選抜総選挙で篠田麻里子は卒業を表明した。後輩たちの成長ぶりを見て決意したという。そんな篠田麻里子を山本彩はどういう思いで見ているのか。また篠田は、宣戦布告ともとれるコメントをした山本の成長にも納得して卒業したのか。

4月11日(金)の『笑いと情報をとりホーダイ!バイキング』(フジテレビ系)に、ドラマ『銭女』の番組宣伝を兼ねてゲストとして登場した篠田麻里子。偶然にもその山本彩と共演を果たした。

番組でも『AKB48選抜総選挙』の件を取り上げて篠田麻里子の「潰すつもりで来てください」を紹介すると、当の篠田が「こわーい」と発言。さらに山本の「行かせて頂きます!」を知ったレギュラーの土田晃之は「AKBの話ですよね? レディースの総長の話じゃないの!?」と驚いた。

やがて、篠田麻里子は2年前のスピーチの真意について次のように語った。

「私はAKBのオーディションに落ちていて、最初から選抜でもなかった。一番後ろのポジションから始まった人間なので、やっぱりAKBに入ったからにはみんな前を目指してもらいたい。だから選挙の何位に入らなくてもみんな一緒に頑張ろうよ、上を目指して行こうよという、後輩に向けてのメッセージだった。」

対して、MCの宮迫博之(雨上がり決死隊)から「さやかちゃんはそうとうカチンときてたよね?」と振られた山本彩は、「カチンときたとかではない」と自分のコメントが誤解されていることを訴えた。

彼女は篠田のスピーチを「実際に目の前で聞いたので、それが凄い伝わってきて。なんか自分に言われているような気がした」と受け止めて、あのコメントにつながったと説明する。

また、山本が現在の篠田について「グループのメンバーが目指すところ。卒業されても活躍する姿が私たちにも糧になる」と敬意を伝えると、篠田も「さやかちゃんはリーダー気質で真面目なんだけど、関西出身だけにすごく面白い。コントとかも上手だし、一番笑いを取る」と評価した。

篠田はこの日の『篠田麻里子 maricollet3 Instagram』で山本彩とのツーショットを公開して「バイキング、さや姉と一緒。楽しかった」とコメントしており、今回の共演で2年前の件はすっきりしたようだ。

ただ、山本彩は昨年『第5回AKB48選抜総選挙』で選抜入りした際に、スピーチで「AKBの選抜に入ると“借りてきた猫”みたいになるって言われて…。そういう自分に腹が立っていた」と本音を明かし、「猫かぶりは卒業して野獣のようにくらいつきたい」と宣言していた。

ところが、この日の放送でもマネージャーから「大阪からこちらの仕事に来るときに、関ヶ原を越えるあたりで無口になる」と暴露されており、関東ではなかなか実力が発揮できないらしい。

宮迫博之がそんな彼女を元気づけようと「我々も関西出身ですし、いろいろなこと言っていいですよ。ボケていきましょか? どんどん!」と声をかけると、「大丈夫です、頑張ります」と淡々と返していた。「散々振ってるのに、なんやその返し!」と宮迫も呆れるほど重症のようだ。

エンディングでも「もう終わりですけど、さやかちゃんなんかひと言ないですか? せっかくやから!」と宮迫から振られて「えーっ」と絶句したままだった山本彩。『山本彩 Google+』では、この日の生放送を振り返って「自分の無能さに絶望した1日でした」「今は只々、凹むことしか出来ない。皆さん、がっかりさせちゃってごめんね」と反省していた。

篠田麻里子との因縁に決着がついた今、山本彩には“関ヶ原を越える”という次の大きな課題が降りかかっている。

※画像は『篠田麻里子 maricollet3 Instagram』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)