アジア発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【アジア発!Breaking News】腰から36.8cmの“尻尾”が生えている男性に、「猿神の化身」とインドの人々。

胸や背中にたくさんの毛が生えている人や、それは長いヒゲを自慢にしている人が世界には大勢いる。しかしインドのある村には、腰から驚くほど長い毛が密集して生えている男性がいた。インドの人々は彼のその姿を「神々しい」と大いに讃えている。

インド西ベンガル州のアリパーダアーに暮らす35歳のChandre Oraonさんという男性。彼の腰のやや高い位置には、生まれつきだという毛が何十本と生えており、現在その長さはなんと36.8cm。巧みに木を登る才能があることから、人々はOraonさんをヒンドゥー教の猿の神ハヌマーンの化身だとしてあがめ奉り、話題はインド全体に広がっているとのこと。本人も「私はハヌマーンの生まれ変わり。神様が授けて下さったこの“尻尾”に触れればご利益や癒やしを得られることでしょう」と謳っていることから、何百キロも離れた土地から多くの人々が彼のもとを訪れているという。

しかし医学的見解は、現実的なことを彼に突きつけている。Oraonさんを診た医師は、稀な遺伝子学上の変異により起きたものだとして毛根から切除することを勧めてくるそうだ。だがOraonさんは、「僕がすごく幼い頃、母が一度これをカットしたことがあるらしい。でも僕はその直後にひどい高熱を出して危うく死にかけたそうだよ。この“尻尾”を切ることは神の怒りに触れる行為なんだ」と強く抵抗。少年時代には友人からのイジメに泣いたこともあったというが、今ではなくてはならない大切なものとなっているようだ。

「それより切実な問題がある」とOraonさん。恋愛や夫婦関係がうまく行かないというのだ。2007年にはマイーノさんという3歳年上の女性と結婚し、娘も誕生したが「あなたを好きになれない」という理由でマイーノさんは出ていってしまった。彼女の前にも20人の女性からプロポーズを断られており、誰もが彼のその毛を見た途端にイヤだと言って逃げて行ったそうだ。Oraonさんの現在の夢は自分の寺院を建設すること。スポンサーが現れることに期待しているもようだ。

※ 画像はdailystar.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)