エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ポール・マッカートニー、昨年の来日で唯一ツーショットを許した人に「僕のことが本当に好きなんだね」

昨年、11年ぶりに来日したポール・マッカートニーに会ってインタビューした小倉智昭が、それから3か月を経て出演したテレビ番組で当時を振り返った。彼はライブ前にポール・マッカートニーがサウンドチェックを行う貴重な瞬間に立ち会うことができた。普段はメディアに公開することがないそのステージを傍らで見ていた小倉は、ポールたちの演奏を聴いて驚いたという。

ポール・マッカートニーは2013年11月9日に妻のナンシーさんとともに関西国際空港に到着すると、11日に京セラドーム大阪で来日公演の初日を飾った。東京ドームで最終公演を行った21日まで、日本中がお祭りのように沸いたことが思い出される。

今年の2月12日に『ライオンのごきげんよう』に出演した小倉智昭は、今回の来日でポール・マッカートニーと会った際の詳細を語った。ポール側は、京セラドーム大阪の公演を控えた10日ならば会ってもいいとインタビューに応じてくれたという。

小倉はポールと彼のバンドがライブ前のサウンドチェックを行っているところに通された。普段はメディアを通すことはないが「特別にいいよ」と許可されたのだ。ステージの裾で見ていた小倉は「ライブでやらないような曲を演奏して楽しんでいた」と貴重な体験を振り返ったが、どのような楽曲を演奏していたかは語らなかった。

その後インタビュー用の部屋でポールと対面することができた小倉は、彼に憧れて過去にベースを弾いていたこともあると伝えた。さらに「以前、来日が中止になった時。私は公演チケットを7回分全部持っていたんですよ」と明かすと、ポールは「君は本当に僕のことが好きなんだね」と喜んでくれたのだ。

ポールは小倉のことが気に入ったらしく、インタビューが終わった後に写真を撮ろうと言い出した。ポール・マッカートニーともなると専属のカメラマンしか公式な写真を撮ることはできない。ポールから言われるままに2人でベースを弾くポーズをして何枚も撮ってもらった。その中からポール自身が一枚を選び「これなら放送で使ってもOKだ」と渡してくれたという。

小倉智昭はその後、関係者から「今回の来日でポールとツーショットにおさまったのは小倉さんだけですから」と言われたそうだ。サウンドチェックを見ることができた上に、唯一のツーショットまで実現したことについて彼は「この業界にいるとこんな体験ができるんだ。『とくダネ!』やってて良かった」と感謝していた。

ビートルズ時代も含めて、ポール・マッカートニーと対話したことのある日本人としては、加山雄三のビートルズが武道館公演で来日した際に食事をした話が有名だ。音楽雑誌の編集長だった星加ルミ子さんや音楽評論家の湯川れい子さんも面会している。最近では、2002年に山崎まさよしがポールに会って目の前でビートルズの『All My Loving』を弾き語った。

また、作家の高橋克彦さんは若い頃に従兄弟とビートルズを訪ねてロンドンに渡り、日本人がわざわざ来てくれたとポールからステージに呼ばれてビートルズの4人と並んだという。また、よしもとの美容番長・シルクも学生時代、ロンドンへ留学していた際にウイングス時代のポールと遭遇。彼らのレコーディングを見せてもらったことがある。

小倉智昭が今回、ポール・マッカートニーに会ったことは内容としてもそうしたエピソードに並ぶものだろう。彼も“ポール・マッカートニーと会った日本人”に仲間入りしたのだ。

※画像はYouTubeのスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)