南米発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【南米発!Breaking News】ギャンググループ、ゲイパーティで“標的”を物色か。16歳少年が惨殺される。(ブラジル)

今年6月に『2014 FIFAワールドカップ』の開幕を迎えようとしているブラジルのサンパウロ市で、16歳の少年が惨忍な方法で殺害された。犯人グループはゲイが集うパーティで“標的”を探していたものとみられている。

このほどブラジル・サンパウロ市の路上で、全身を硬いもので殴られ、あるいは蹴られ、全ての歯をペンチで抜かれ血を流して亡くなっている少年の姿が発見された。何ともむごいやり方で命を奪われてしまったのは、カイクー・バティスタ・ドス・サントス君という16歳の少年。ゲイであるカイクー君は、あるクラブでゲイが集うパーティに参加していたという。

カイクー君の姉であるタイナさんはメディアの取材に、悔しさをにじませながら「最低のチンピラどもです。奴らは楽しみながら人を殴り、拷問のように痛めつけながら命を奪うんです。ホモセクシュアルの男子を物色するためにパーティにやってきたのでしょう。カイクーはその標的にされてしまったのです」などと語っている。またパーティを主催したクリスティアーノ・パチェコさん(32)は、「カイクーはおとなしい少年で誰からも愛されていました。ゲイである私たちはとても結束が強く、大切な家族を失ってしまったような気分です。カイクーは人生がどんなものかをまだ知らない。死は早すぎます」などと話している。

カイクー君の財布や携帯電話も盗られており、犯人はスキンヘッドで街を闊歩する、付近でも悪名高いギャンググループである可能性が高いもよう。事件現場は『2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会』の開会式が予定されているスタジアムのすぐ近くで、治安の悪さが露呈した今回の事件に警察も頭を抱えている
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)