有名ローカル・コミュニティサイトに、このほどある男性が出した「中古の高級バイクを売ります」という情報が物議を醸している。なんと「ついでに私の妻も買いませんか」と呼びかけているのだ。

カリフォルニア州サンフランシスコを発祥の地として、現在は世界のたくさんの都市にサイトを開設し、ローカル情報を交換するコミュニティサイトとして大きな発展を遂げた『クレイグズリスト（Craigslist）』。特に、現物を見てからの購入が可能で運搬も簡単であることから、中古品の売買情報は好評だ。

バージニア州リッチモンドでも展開されているそのサイトに、このほどBobという名のビジネスマンが「僕の素晴らしい愛車、2006年式ハーレーダビッドソン“スポーツスター XL1200L”を売ります」との情報を寄せたが、それを見た人々の間で「なんだこれは！」と波紋を広げてしまった。

情報にはバイクの写真が添えられており、彼の金髪の妻がクールな白いジャケットあるいは白い毛皮のゴージャスなロングコートでバイクとともにポーズをとっている。ところがそれは、単なる美人妻によるお色気サービスということではなかった。Bobはバイクのスペックに関する情報に加え、その妻についても事細かに記載しているのだ。

「1959年式モデルです。年齢の割に、とても健康で手入れの状態も抜群です。このハーレーは誰が乗っても最高の気分にさせてくれるはずですが、私のこの妻に限っては千人斬りの男にしか乗りこなせません。」

“商品”受け渡しはピックアップ、配達いずれも可能で、とりあえずの提示価格は5900ドル（約60万円）だが、「値引き交渉にも応じますよ」とのこと。“ハーレーを取るか私を取るかどっちかにしてよ”と妻に迫られた挙句、いずれも手放すことにしたそうだ。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）