エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】ミッツ、羽生結弦選手の高得点に疑問。「あそこまでの点数が出てしまうのは…」。

タレントのミッツ・マングローブ(38)はフィギュアスケートの大ファンだ。福岡で行われているグランプリ(GP)ファイナルをテレビで観戦し、羽生結弦選手(19)の初優勝を心から喜んだひとりである。ブログでも「厚みと安定感が増した」と褒め称える一方で、大会2日目フリーの高得点には疑問視しているのだ。

年末の多忙な中、奇跡的にフィギュアスケートGPファイナルの男子ショートプログラム(SP)とフリーを、自宅のテレビで観戦できたというミッツ・マングローブ。放送後『ミッツ・マングローブ オフィシャルブログ』では2回に分けて、今回のGPファイナルで羽生結弦選手がいかに素晴らしかったかを述べている。

大会1日目のSPで世界歴代最高点を叩き出した羽生選手の演技を、「勢いだけではない冷静な緊張感と、それを打破しながら演技を進めていく疾走感が溢れていました」とべた褒め。ミッツ曰く昨年までは“フニャフニャ”しているのも、羽生選手の魅力だったそうだ。だが今年は体型に厚みと安定感が増したぶん、動きの輪郭がはっきりして演技がより「パシッ!」と音にハマッているのが伝わりやすくなったと、ミッツは熱い主張を展開する。

そして2日目のフリーでは後半、苦しくなる場面に差し掛かると「耐えろ! 堪えるんだ!」と声に出し、テレビの前で応援していたというミッツ。この日もフリーの演技が終了後、彼は崩れ落ちるように膝を付くとなかなか立ち上がることができないほど、疲れ果てていた。この後半の精魂込めた演技こそが、「羽生選手を鑑賞する醍醐味」だとミッツは綴っている。

そのフリーの得点は「ちょっと出過ぎかな」と、羽生選手自身が驚くほどのハイスコアだった。よって総合得点も1位となり、自己最高を更新してのGPファイナル初優勝を果たした。

羽生選手に魅了されているとはいえ、ミッツも「あそこまでの点数が出てしまうのは…」との彼フリーでの高得点に疑問を呈している。コンテストやコンクールならば『品評』となるが、競技ならば『ジャッジメント』であって欲しいと、採点する側に厳しいコメントを出しているのだ。

絶対王者・カナダのパトリック・チャン選手(22)は今期で引退が噂されているが、羽生選手にはソチ五輪でも勝って金メダルを手にしてもらいたい。五輪で優勝する難しさはフィギュアスケートファンなら、十分に分かっている。羽生選手に期待しているからこそ、ミッツは称賛の言葉だけでなく、あえてシビアな感想を述べたのではないだろうか。

※画像は、『ミッツ・マングローブ オフィシャルブログ』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 みやび)