エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】岩佐美咲『恋チュン演歌Ver.』は“イエロー・サブマリン音頭”のオマージュか?<動画あり>

AKB48のメンバーで演歌歌手の岩佐美咲によるミュージック・ビデオ『恋するフォーチュンクッキー 岩佐美咲 演歌 Ver.』が公開された。すでに視聴回数が45万を超える人気で、国内外から多数のコメントが寄せられている。中には「“指原音頭”はこのことか?」という意見もあるように音頭調のアレンジとなっており、ほのぼのとした歌と葛飾柴又を舞台に岩佐美咲と地域の女性たちが踊る姿に癒される作品だ。

「最近、日本において『元気が無い』だと言われておりますが、そんなことはない。『元気いっぱいだぞ!』ということをここ葛飾柴又から全国に紹介してパワーをお届けしたい…。」

『YouTube「AKB48公式サイト」』で12月15日に公開された『岩佐美咲で、恋するフォーチュンクッキー 演歌ver.』はそんな演説風な紹介で始まる。

岩佐美咲も『岩佐美咲オフィシャルブログ「新スーパー美咲タイム★」』で、「毎回恒例になっているAKBの楽曲の演歌ver。今回は初のMV化、めっちゃ嬉しいです」と公開を喜んでいた。「本家のMVをパロったりもしてるのでこちらもチェックよろしくですます」というから、どの部分か探すのも楽しみだ。

YouTubeへ寄せられたコメントには「斬新で良かった。わさみん、綺麗で可愛いし歌うまいしもっと評価されるべきだわ」、「ひと味違う“恋チュン”良いですね!」と好評が多く、「like this version so much & so Japanese」といった海外からの感想も届いている。

そんな中で目立つのが「わさみんバージョン絶対くると思ってた。夏前に出したら盆踊りではやっただろうね」、「盆踊りや幼稚園の運動会で流行しそう」、「なんという“こいちゅん音頭”!」といった“音頭”調アレンジへの反響だ。

「まさかの指原音頭だ~」と驚くファンのコメントも見受けられる。今年のAKB48選抜総選挙で1位となった指原莉乃に、秋元康が「センター曲は“指原音頭”にする」といいながら実際にはディスコミュージック調の『恋するフォーチュンクッキー』となったのだが、もし『指原音頭』となっていればこういう感じなのだろう。

ところで、岩佐美咲『恋チュン演歌Ver.』を聴いて、昭和の時代に金沢明子が歌った『イエロー・サブマリン音頭』(1982年)を思い出したのは記者だけではあるまい。ビートルズのヒット曲『イエロー・サブマリン』を大瀧詠一がプロデュース。日本語のユーモラスな歌詞と斬新なアレンジを加えた楽曲である。

当時は今以上に熱い人気のあったビートルズの楽曲に手を入れるのは、批判を受ける覚悟が必要だった。しかし『イエロー・サブマリン音頭』は大人気となった。先日来日したポール・マッカートニーのコンサートでも前座のDJが同曲を流していたほどだ。

洋楽を音頭風にアレンジするとなれば、この楽曲を意識しないわけにはいかない。岩佐美咲『恋チュン演歌Ver.』がその影響を受けていても不思議は無いのである。

『イエロー・サブマリン音頭』が各地の盆踊り大会で流れたように、これからの夏は『恋するフォーチュンクッキー 岩佐美咲 演歌 Ver.』で盆踊りを踊るようになるかもしれない。

(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)