このほど南フランスでホームレスが人を殺し、その肉をむさぼり食っていたことから逮捕された。3年前にも「食人」の事件が起きていたフランス。「カニバリズム（食人）」はもはやよその国の話ではなくなったとして衝撃が走っている。

フランスで、またしても「食人」の事件が発生した。フランスのメディア『Le Parisien』が報じているところによれば、南部オート＝ピレネーの小さな村で、26歳のホームレスの男が90代の年金生活者の男性宅に放火して殺害し、その遺体から取り出した心臓と舌を食べたとして逮捕された。

飢餓が限界に達し、人としての良心やプライドを見失っての衝動的な行為であったのか。それとも元から食人をタブーともしない神経の持ち主であったのか。あまりの残虐な行為に人々は震撼しているが、フランスでは3年前にも“フランス版ハンニバル・レクター”の異名を持つ服役中の受刑者、ニコラ・コケインが同房者を殺して肺を食べるという事件が刑務所内で起きていた。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）