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writer : tora

【エンタがビタミン♪】『あまちゃん』での“夏ばっぱ” 宮本信子がクドカン脚本の魅力を語る。「万華鏡のよう」。

女優の宮本信子が『徹子の部屋』に出演した。10代の頃からの知り合いという黒柳徹子とのトークを楽しんでいた宮本だったが、大ヒットドラマ『あまちゃん』の夏ばっぱ役で圧倒的な存在感を放っていた彼女が宮藤官九郎の脚本の魅力を力説した。

11月11日放送の『徹子の部屋』のゲストとして登場したのは女優の宮本信子だった。10代の頃から付き合いがあるという司会の黒柳徹子と宮本は2人の子供の話や夫であった伊丹十三の逸話などのトークを終始リラックスした様子で繰り広げた。

徹子が以前“最初から最後まで見ていた”と公言していたドラマ『あまちゃん』に関する話題になった時のこと。徹子から「宮藤官九郎さんの脚本は早かった?」と尋ねられた宮本は「遅れたことがない。早く来ちゃうくらい」と答えた上で「展開が速くて万華鏡のよう」と絶賛した。また『あまちゃん』の名シーンを例に挙げながら「説明があってそのシーンに行くのではなく、パンパンと飛ぶので、そこを自分で繋げていかないといけない」とクドカン脚本の特徴について見解を示した。

11年ほど前にコラムニストであったナンシー関さんから「今、最も深読みされ、語られ、注目される人物のひとり」と評されたことが最近再び話題となるなど、宮藤官九郎の伏線を張った脚本は『あまちゃん』の大ヒットによって改めて大きな注目を集めている。そんな彼の作品を実際に演じた宮本信子によってクドカン脚本の新しい魅力がまた明らかになった。今後は万華鏡のように目まぐるしく展開されるストーリーを俳優達がどのように繋げていくのかにも注目すると、また新たな“クドカンワールド”が堪能できそうだ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)