イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】『glee』シーズン5、「“フィンの死”を薬物中毒にはしない」とクリエイターが発表。

ドラッグからどうしても足を洗えず、31歳の若さで命を落としてしまった『glee』俳優のコリー・モンティス。『glee』シーズン5エピソード3で扱われる予定の「フィンとのお別れ」について、クリエイターらは事実とは異なるストーリー展開を準備したもようだ。

『glee』での共演がきっかけで、“フィン”役の俳優コリー・モンティスと公私にわたり交際してきた女優のリア・ミシェルが、彼の突然の死にもかかわらず悲しみを堪え健気に頑張っている。そのエネルギーに引っ張られるかのように、番組はいよいよシーズン5の制作をスタートさせた。

最初の2エピソードは「ビートルズ」がテーマとすでに決定し、エピソード3で “フィン・ハドソン”は「死」という残念な形で送り出される予定である。番組クリエイターのライアン・マーフィーは当初、「ドラッグには近づかないように」と未来ある少年少女に訴え続けてきたコリーの死を無駄にしたくないとして、薬物過剰摂取による急性中毒死というリアル路線で進め、メッセージ性の強いものに仕上げたいとしていた。だが徐々にその考えは変わり、このほどハリウッドメディアの『Deadline.com』に以下のように告白した。

「確かに彼の実生活で起きたことをそのまま再現しようと思った時期もありました。でも薬物過剰摂取でフィンを死なせてしまうのは、あまりにも切ない。死には変わらないのですが、まったく別のストーリーで送り出してあげたいということになりました。」
「そのエピソードの最初に、私たちは“フィンというキャラクターの一生を讃えるエピソードにします”と謳う予定です。彼の死を単なる興味の対象にして終わらせず、また陰気くさいものにするつもりもありません。これ以上詳しい話はできませんが…。」

コリーを、そして彼の演じる“フィン”をこよなく愛していただけに、彼の逝去が与えた喪失感は本当に大きいと語るマーフィー。セットではいまだにキャストたちが涙してばかりだそうだ。真の友人として、演技ではない深い悲しみや嘆きが素直に現れるであろうというそのエピソード3。世界中の『glee』ファンを号泣させてしまうに違いない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)