エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】木村拓哉が“ジャニーズとバク転”を語る。「昔は必要価値があった」。

ジャニーズのアイドルグループ・SMAPの木村拓哉が、ラジオ番組で「バク転はできますか?」という質問に答えた。高校生の時には、先輩から「バク転しろよ!」とさせられたこともあるという。木村はそんな時代を振り返りながら、「“ジャニーズ=バク転”というイメージは薄れつつある」と時の流れを感じていた。

嵐の櫻井翔がバク転について「できないんじゃなくて、やらないだけ」、「やったけど、潰れたカエルのようになった」と発言したり、生田斗真も「バク転をすると顔がよく見えないからやらない」と理由を明かすなど、ジャニーズアイドルとバク転の関係は様々だ。SMAPでは草なぎ剛がバク転やバク宙を『笑っていいとも!』で見せたことがあるが、他のメンバーはできないと言われる。

だが、木村拓哉のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)に、リスナーから「キャプテンはまだバク転はできますか?」という質問が届いた。メンバーの中居正広が、雑誌インタビューで「木村君もバク転できる」と話したことによるものだ。

木村は「高校の頃、先輩がいきなりクラスに来て『おめーか、ジャニーズって! バク転しろよ!』って言われて。廊下でバク転しました」と明かしており、以前はできたようだ。『SMAP×SMAP』の中でもバク転を披露したことがあるという。しかし最後にやったのがいつか思い出せないほどで、「今度ビーチに行った時に砂浜でバク転やってみようかな」と久々にやる気になっていた。

「昔は必要価値あったんだよな、やれば盛り上がるみたいな…」と木村は懐かしむように語るが、確かに最近は歌番組でもジャニーズのバク転を目にすることは少なくなった。若手グループのSexy Zoneも「バク転はできない」と公言する時代である。もう高校の先輩も「ジャニーズだったらバク転してみろ」という発想はないだろう。

「東山君も最近やらないですもんね」と木村拓哉は少年隊の東山紀之でさえもバク転をしないことを明かしている。かつて東山はスワンという技があり、「伸身の後方宙返り、あれは非常に美しいです!」と木村も絶賛するほどのパフォーマンスを見せていたものだ。ちなみにその“スワン”をやろうとして、香取慎吾は複雑骨折したらしい。

そんな中で、V6は今もライブでは全員バク転を披露しており、A.B.C-Zのようにアクロバティックなパフォーマンスを得意とするグループもいる。KinKi Kidsの堂本光一も舞台でバク転やバク宙を見せるように、以前ほどではないが今でも「ジャニーズ=バク転」のこだわりは残っているといえそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)