エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「切り開け」。木村拓哉が「あまり語らなかった」“名前の由来”。

SMAPの木村拓哉が、ラジオ番組で自身の“名前の由来”を明かした。彼も「あんまりしゃべんなかったね、(自分の)名前の由来…」と言う通り、たしかに聞き馴染みがない。ファンにとっては是非とも聞きたい情報だろう。この日、リスナーからの質問に答える形で“拓哉”の由来が語られた。

6月28日のFM番組『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM)に、樹々(じゅじゅ)さんというリスナーから、「樹木のようにすくすく(育ってほしい)」という自分の名前の由来についての投稿があった。「じゅじゅってかわいいですね」とその内容に共感した木村拓哉が、彼女の「キャプテン(木村)の名前の由来は何ですか?」という質問に応じた。

木村は“拓哉”の由来について「拓は開拓、切り開けということらしいです。哉は作家の志賀直哉さんからとったと聞きました」と説明した。小学6年生の頃に志賀直哉の本を読もうと試みたが、「全然わからなくて、哉の部分はどうでもいいやって思って今日に至ってます」とのことである。

アイドルスターとして成長した木村拓哉には、“拓は開拓、切り開け”という親の思いがしっかり伝わっているのではないだろうか。

やはり、ジャニーズのアイドルグループ・嵐のメンバーも名前の由来を語ったことがある。櫻井翔の名前の由来は母親が好んだ芥川賞作家の柴田翔にあやかり、「羊に羽がついている意外性と、まるでペガサスのようなロマンティック」なことから“翔”と命名したという。

また、松本潤は本来、祖母が“純”と名付けようと願ったが「小さい頃はバランスが悪くて書きづらいだろう」と“潤”にしたという説と、焼酎の「純」と同じ名前では可哀相だという理由で“潤”にした説があるようだ。

アイドルではないが、よく知られるところではモデルで俳優の速水もこみちは、イタリア語などの方言で「真っ直ぐ」を意味する“モコ”と合わせて「真っ直ぐな道を歩んで欲しい」との願いを込めて父親が“もこみち”と命名したと言われる。

松坂桃李の場合は、母親が中国のことわざ「桜梅桃李」にちなんで「桜は梅にはなれず、桃は李(すもも)になれない。だが、みんなそれぞれ良いところがある」という意味から、「自分らしさを大切に育って欲しい」という願いを込めたという説もある。

最近では子どもに“キラキラネーム”をつける親に賛否両論あるようだ。子どもが成長する段階で“名前の由来”から親の気持ちに気づくこともある。どんな名でも親の愛情が伝わるような名前をつけてあげたいものだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)