イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】いじめ撲滅活動に勤しむジャクソン家の27歳イトコ、パリスちゃんに「もっと図太くなれ」とエール。

これだけ問題になりながら、なかなか無くならない学校内のいじめ。洋の東西を問わず、特にリッチな有名人の子はやっかみに由来するいじめの被害にあう確率が高いと言われている。そのような中で、故マイケル・ジャクソンの甥が「大切なのは自分の精神力」だとこのほど熱心に語った。

5日未明に自殺未遂を起こした故マイケル・ジャクソンの長女パリス・ジャクソンちゃん(15)。ひどい落ち込みを訴えることがあったというパリスちゃんは、学校でのいじめネット上の誹謗中傷に苦しんでいたことが分かっているが、ジャクソン家のある青年がこの件についてパリスちゃんに「負けるな!」とエールを送った。

「心臓に毛が生えていると言われるくらい図太い神経を持たなくちゃダメだよ。いじめられて自分の生き方まで見失ってしまう、そんなことにならないよう願っている。」

芸能情報番組『E!』とのインタビューでこう語ったのは、歌手のオースティン・ブラウン(27)。母は故マイケル・ジャクソンの長姉である歌手のリビー・ジャクソン(63)で、パリスちゃんとはイトコにあたる。いじめられていた過去の経験を生かし、ブラウンは非営利団体「Friend Movement」によるいじめ撲滅キャンペーンの活動に尽力しており、7月1日には歌手リアン・ライムスを招いてチャリティコンサートも行われるため、今回のインタビューはそのプロモーションが目的であった。

「南カリフォルニアの子供たちってなかなかタイヘンなんだよ。聴く音楽とかファッション、それから家族の職業なんかがちょっとでも変わっていると、すぐに意地悪な陰口を叩かれるようになる。そうやって僕も7歳から13歳までの間、学校でひどいいじめにあっていた。」
「いじめられた経験を持つ子は本当に多い。その子が心の奥深くに何かを封じ込めたまま大人になっていくことは心配だね。またいじめる側にも、いじめに加わらなければ自分がいじめられるというプレッシャーから、本心ではないのに友達をいじめてしまう子がいるんだ。」
「僕たちの活動は、まわりの人たちに親切に接しようと働きかけることなんだ。どんな人間でありたいかを考えれば、おのずと自分の振る舞い方というものが見えてくる。常に正直な人間であろうと心がけていれば、人からどんな風に見られているんだろうなんていちいち気にしなくてもいいはずだよってね。」

そして大切なのはここ。ブラウンは「僕の場合は母をはじめとする家族、そして良い友人の存在に救われたよ。彼らの励ましの中でその問題とどう向き合っていけばよいのか、自分なりにその術を身に付けてきたように思う。そうやってようやくいじめ地獄から脱出できたんだ」というのだ。

いじめに介在した教師や親がいじめっ子に威圧的に説教した場合、いじめの病巣を根絶できないばかりか、かえってヒートアップさせることも。これでは本末転倒である。いじめられっ子にも実はいじめに屈しない精神力、強い態度が必要になるのだ。ただし「心の持ちようひとつ」などと言うのはむごい話。周囲はそのいじめられっ子に常に優しく、勇気と励ましを与え続けることを忘れてはなるまい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)