イングランド中部の街ソリフルで、売春婦との間に諍いを起こした男が警察に通報した。だがその理由は、「売春婦の外見が説明と違って醜かったから」という、警察官も呆れるものであった。

『BBC News』によると、警察がこの男からの通報を受けたのは11日の19時半頃のことであった。彼はこの売春婦に“サービス”の依頼をした際に彼女の外見について詳しく聞き、それに納得した上で交渉を成立させた。

だが待ち合わせ場所である市内ホテルの駐車場にやって来た彼女の実際の外見は、説明されたものとはまるで違っていたため、2人の間に諍いが発生したと、男は当時の様子を説明している。その際、売春婦が男に車の鍵を投げつけたことで怒り心頭に達した男は、これではまるで、「商品の品質などは説明と一致していなければならない」という、イギリスの『物品売買法』に違反しているようなものだという理由で、警察に通報したという。

だが、警察に通報したところで、果たしてどうなるのか。男の通報を受けた警察官は、男は自分の行為がおかしなことであるとは全く思っておらず、ひたすら女性のみが間違っていると本気で思い込んでいることが、全く理解できないと話している。

この出来事に対する法律的なお咎めはなかったものの、警察は男に対し、こうしたことで警察の手を煩わせたことに対する警告の手紙を送付している。
（TechinsightJapan編集部　椎名智深）