エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】くりぃむしちゅーの応援実らず。総選挙で圏外になったAKB48・大家志津香。

『第5回AKB48選抜総選挙』が終わって間もなく1週間。今回の総選挙でAKB48の大家志津香は圏外となってしまった。彼女はレギュラー出演しているお笑いコンビ・くりぃむしちゅーの番組からも応援企画を組んでもらったのだが、残念ながら名前を呼ばれることはなかったのだ。そんな彼女がブログで総選挙を振り返ったところ、熱いファンや“ちょっとだけ”というファンから様々なコメントが寄せられている。

大家志津香はクイズ番組『くりぃむクイズ ミラクル9』にレギュラー出演している。当初は“おバカキャラ”という立ち位置だった彼女も徐々に正解率が上がり、ここぞという時に活躍する場面も出てきた。ところが彼女が同番組に抜擢されてから、AKB総選挙での順位は下降をたどっているのだ。

今年の『第5回AKB48選抜総選挙』の投票が始まって間もない5月27日深夜に放送された『グリグリくりぃむ』では、『ミラクル9』に出演してからの大家の総選挙での順位が2011年に行われた第3回の29位から第4回の59位へと落ちていることに気づいた。くりぃむしちゅーとしても放っておけない事態と捉えて、対策を講じたのである。

ドッキリ企画で大家の可哀相な姿を見れば同情して投票数が増えると想定して、アイドル仲間の菊地亜美(アイドリング!!!)を仕掛け人として呼び寄せた。くりぃむしちゅーの上田晋也と有田哲平の前で、大家と菊地が出されたお題“ハイテンション”や“ものまね”などをアドリブで披露するのだが、菊地だけがウケて大家のギャグには2人とも笑わないという設定だ。終了すると大家は「菊地さんはおもしろいのに、私は頑張れなかった」と本気で落ち込んでいた。

次に用意されたドッキリは『ミラクル9』のプロデューサーからレギュラー降板を宣告されるというものだ。「『ミラクル9』は楽しい。それに出るために毎日生きている」というほど番組と共演者を愛する大家だったが、プロデューサーから降板の件を切り出されると「やっぱり、菊地さんの方がおもしろいのは事実だし」と自分の力不足を感じて大粒の涙をこぼすのである。

最後はドッキリと明かされてホッとする大家だったが、彼女の純粋で飾るところのない姿とBGMに流れる悲しげな“フライングゲット”のオルゴールにもらい泣きした視聴者も多かったはずだ。

選抜総選挙の結果が分かった6月8日の夜。彼女は『大家志津香オフィシャルブログ』で、「やっぱり圏外かーーーい!」と報告した。彼女は「みなさんが、お昼ご飯や買いたかった新作の服、もしかしたら握手代…たくさんの楽しみを我慢して投票してくださった票、ほんとにほんとにありがとうございました」と真っ先にファンを思いやった。そして「その貴重な票に日の目を見せてあげることができなくてすみません」と詫びている。

『ミラクル9』のスタッフたちからも「頑張れ」と声をかけられたことや、共演者の宮崎美子が「初めて投票やってみたの。楽屋のみんなと4票いれたからね」と言ってくれたこと。そして「グリグリくりぃむでドッキリをかけられたこと」を振り返り、「こんなことは立候補しないと経験しなかった幸せだから」と感じているのだ。結果は圏外となったが、そんな経験ができたのも迷った末に立候補したからだという。

日産スタジアムでは発表される名前を待機席に座って待つのだが、選抜メンバーの16位あたりになると「もうランクインする可能性は絶対なくなった」と分かるようで、いたたまれずに途中退席するメンバーもいるのだ。

大家はどういう気持ちで残りの発表を聞いたのか。「虫がわたしの顔にとまりました。虫なりの慰めと受けとりました。ありがとう」と虫にも感謝する彼女は、指原莉乃の1位が発表されて花火があがると「灰が降ってきました。最後に盛大な紙吹雪と受けとりました。ありがとう」と捉えたという。

そんな大家の報告に、読者からは「チャンスの順番は必ず廻ってくる! しーちゃんの魅力、なんで皆わからないんだろう」、「選挙はひとつの結果に過ぎません…いつも通りのしーちゃんであってください」と彼女を励ますメッセージが多数寄せられている。

「そこまで熱狂的ファンとまではいきません」という読者は、ブログの内容に思わず吹き出しながらも「素直で真っ直ぐな方だなぁて伝わります!」と感想を記している。彼女は「いつか子供ができてその子が女の子だったら、しーちゃんのようなステキな子になってほしいなぁ」というほど大家のことを気に入ったようだ。

「結果はどうあれ、推してくれたファンはたくさんいるので頑張ってください! あなたを見ていたらとても癒されます」というコメントもあるように、多くのファンが大家志津香の人柄に魅かれ、圏外になってもこれまで通りの大家志津香であって欲しいと望むのである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)