エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「アウェーというよりホーム」。Ozzfestに参戦した“ももクロ”の評価は。

世界的なロックフェスティバルOzzfestに5月11日、アイドルグループの“ももクロ”ことももいろクローバーZが参戦した。参加が発表された際には賛否の声も出ていたが、ステージを終えた後のメンバーやボイストレーナーの感想では“モノノフ”(ももクロファン)の声援で「まるでホームのよう」に盛り上がったという。ツイッターでも“ももクロ”の参戦を評価するつぶやきが多く見られた。

5月11日と12日に幕張メッセで開催されている、ロックフェスティバル「Ozzfest JAPAN 2013」。初日にステージを務めた“ももクロ”(ももいろクローバーZ)メンバーがブログで感想を綴っている。有安杏果は『ももパワー充電所』で「世界的なロックアーティストの中に、何故か異色な私たちがまざって。これぞまさに本当のアウェー」と表現しているように、ステージ前は複雑な気持ちだったことが分かる。

彼女によると、この日のセットリストは「ピンキージョーンズ」、「行くぜっ!怪盗少女」、「黒い週末」、「労働讃歌」、「猛烈宇宙交響曲・第七楽章“無限の愛”」だ。有安も「攻め攻めでしょ?」というように、Ozzfestに臨むにはふさわしいナンバーだった。

しかも、「黒い週末」以降は和嶋慎治(人間椅子)とNARASAKIがギターで参加したから、ステージはまさにロックフェスの様相となった。高城れにも『ビリビリ everyday』で2人のギター生演奏を目の当たりにして「めっちゃ格好良かったよー」と感動しており、「和嶋さんはなんとステージ衣装を着てきてくれたんだよっ、貴重」、「(2人が)目合わせてくれたり、テンション上がりました!」と報告している。

百田夏菜子は気合いを入れるためか「ライブでおでこ出すのは結構久々だったんだけど、なんか顔がすごい開放感でした」と『でこちゃん日記』で写真を掲載した。彼女も「オズフェスすごかったぁー! ステージ上からまた見たことない新しい景色を見ることができました」とステージに手応えを感じたようだ。

佐々木彩夏や玉井詩織も含めて“ももクロ”メンバーが同様に感じたのが、「モノノフのみなさんが盛り上げてくれた」ことだ。そのおかげで、アウェーの不安が消し飛んだのである。彼女たちのボイストレーナーでもある岡田実音は『MIO MIO VOICE MAGIC』でそんな会場の様子について、「アウェーというより、ホントにモノノフさんたちの頑張りがまるでホームのような盛り上がりで、感謝の言葉しかありません」と綴っているのだ。

また彼女は「リハなし、場当たりなし、サウンドチェックちょろっと」という環境で“ももクロ”メンバーが頑張ったことを、「私的には凄くよかったと思います」と評価している。「あの音圧の中、気合いのパンチングヴォーカルだったと思います。久々メンバーを褒めてあげれました」と、ロックフェスでも納得できるパフォーマンスをこなした彼女たちにさらなる可能性を感じたようだ。

Ozzfestで“ももクロ”のステージを見た観客の感想もツイッターでつぶやかれている。「次はついにももクロだ。やはりフロアがカオスになってきた」、「ももクロ歓声すごい」、「次は噂のももクロ。客席前方から怪しい雄叫びが聞こえる」と、登場前から“モノノフ”の応援が会場を圧倒したようだ。

ファンではないと思われるつぶやきでも「こんな大熱唱メタルLIVEでは見たことない」、「ももクロすげえよ。かっこいい、かわいい」、「ももクロの赤の子、おでこ出しててかわいい!」と受け入れる内容もあれば、「Ozzfestとは思えぬ異常な雰囲気」、「今オズフェスに来てるはずだけど、何かがおかしい」、「これが伝統のオズフェスとは思えない。空気が違いすぎる」という意見も少なくない。

しかし「ももクロによって、会場が一体化!」、「外国人さん目が点、口ポカーンだけど、手を振ってるよ。素敵な光景」という会場の雰囲気があったことは確かなようだ。「本気な彼女たちが凄すぎる。単純に感動した」というつぶやきは“ももクロ”の可能性を表している。今回のOzzfestで、“ももクロ”はロックフェスに最も近いアイドルグループとして認められたのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)