writer : maki

【どっちが勝ち組でショー】小林よしのり VS 田原総一朗。どっちが熱い!? AKB48ファン度対決。

ジャーナリストの田原総一朗氏と漫画家の小林よしのり氏といえば、討論番組『朝まで生テレビ!』で激論した関係だ。その2人はAKB48の熱いファンという共通点を持つのだが、小林氏はテレビ番組で田原氏に関して「AKBがホントに好きなのかな?」と疑問を持っていることを明かした。果たしてこの2人はAKB48ファンとしてどちらが熱いのか、検証してみたい。

レギュラー化されたバラエティ番組『アウト×デラックス』の第1回が4月4日に放送された。ゲストの1人として登場した小林よしのり氏は、「テレビにはほとんど出ないが、AKBだけ引き受ける」と早速AKBへの熱さを見せた。

彼は『ゴーマニズム宣言』シリーズで知られる「ごーまんかましてよかですか?」のキメ台詞こそ出さないが、「わしの心の中では恋愛禁止を解禁している子がいる」、「わしが解禁を公開したら“やって”しまう気がするからしない」、「わしとそういう関係になるのは卒業してからでいい」とごーまんをかました。

さらに「基本的に全部娘だと思っているから、握手やハイタッチはしない」と発言すると、共演者から「娘と思っているのに“やりたい”のは矛盾している」と指摘された。すると小林氏は「まあ、大島優子くらいはね」と発言して、AKBファンの山里亮太をムッとさせたのである。

そんな小林氏はAKB48ファンとして知られる田原総一朗氏の話が出ると、「好きなのかどうか分からないな。ちょっとあやしい」と疑問視したのだ。彼は田原氏がインドネシア・ジャカルタを拠点とするAKBグループ・JKT48を訪ねた際にメンバー表を見て「たかみな(高橋みなみ)はどこだ?」と言ったエピソードを暴露すると、「たかみな以外は知らない。ちょっと議論にならないな」とバッサリ斬ったのである。

では、田原氏のAKB48への熱さはどの程度なのか。彼はAKB48総合プロデューサーの秋元康と面識があり、一緒に本を出そうという話が出たことで「AKB48を知らないワケにはいかない」と秋葉原の劇場公演を見に行った。劇場でステージのメンバーと観客の一体感に感激した田原氏は以来、AKB48ファンになったのだ。

特に高橋みなみに注目しており、高橋の話では本気で衆院選に出馬しろとすすめられているらしい。小林氏が指摘するように、田原氏はAKB48のメンバーの把握やうんちく的な知識はあまり持たないようだ。

しかし、彼はブログで「“シャッター通り”化する商店街をAKB48戦略で活性化しよう」と提案しているように、AKBファンである前にジャーナリストとしてAKB48現象に注目していることが分かる。小林氏とはAKB48に向ける視点が違うようだ。

その小林氏だが、『アウト×デラックス』でAKB48の楽曲「フライングゲット」をギターで弾き語りしたのである。「人前で歌うのは初めて」という彼は、いつも1人で弾き語りを楽しんでいるという。

MCの矢部浩之やマツコ・デラックスをはじめ共演者には苦笑している者もあったが、彼のパフォーマンスは素人としては高く評価できるものだった。途中でピックを落として中断したのはご愛嬌だが、彼のAKBファンとしての熱さを伝えるには十分だろう。

ただし、この日の小林氏はごーまんかまし過ぎた。ブログ『ゴー宣ネット道場』では、放送翌日に「もう大島優子には会えないな」と綴っており、さすがに反省している。

AKB48や関連グループのメンバーや楽曲に視点を置く小林よしのり氏に対して、田原総一朗氏はAKBグループ全体が世間に与える影響やAKB48戦略に目を向けていることが分かる。この2人がAKBについて、朝まで討論すればおもしろいことになりそうだ。

土俵が違うので比較は難しいが、独断で勝敗を決めるならばやはりギターで弾き語りした小林よしのり氏がAKBファンとして熱いと判定したい。彼は今後もAKBに関するテレビ番組に出演することもあるだろうが、ごーまんかまし過ぎてメンバーから嫌われないように注意してほしい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)